無料 投稿日:2017年2月20日

フェイスブック、「Giving Tuesday」に680万ドルの寄付を処理

Seri Ishikawa
Intern

フェイスブックは、「Giving Tuesday」に679万ドルの寄付が同サイト上で処理されたと発表した。このようなデータの公表はめずらしく、フェイスブックは今後オンライン・ファンドレイジングのより大きな領域を担うことになりそうだ。

フェイスブックによると、10万人以上の人々が何千ものファンドレイジングページを当SNS上で立ち上げているという。

ビル&メリンダ財団からのフェイスブックへのマッチング・プレッジとなる最初の50万ドルは、開始から数時間以内に到達したため、財団はマッチング・プレッジの上限を90万ドルまで引き上げることとなった、とフェイスブックの広報担当者は発表した。

クロニクルからのメールインタビューに対し担当者は、「フェイスブックユーザーの寛大さに驚かされました。私たちは、たった1日でどれほど集めることができるのかということを目撃したのです。」と答えた。

5回目となる「Giving Tuesday」は、11月29日に行われた。主催者側は、今年のイベントで1億6800万ドルが集まり、2015年の1億1670万ドルからの増収になるとの見通しである。

フェイスブックは2013年より、ファンドレイジングツールを開発し、拡張してきた。昨年末からは、参加している37の慈善団体のメインプロフィールページに拡張モジュール機能を持つ独立型ファンドレイジングページの試験的運用を開始した。2016年6月には、個人のフェイスブックユーザーに対しても、登録された非営利団体の代表としてファンドレイジングページを設立することができるよう、ツールを拡大した。

現在では75万の非営利団体が登録されており、フェイスブック経由での寄付を受け取っている。

フェイスブックは今年、「Giving Tuesday」への関わりを深くした。ゲイツ財団のマッチング・プレッジを確約しつつ、さらには50万ドルの取引手数料を免除すると約束をしている。「Giving Tuesday」が始まる少し前には、ユーザーが「寄付」というボタンを挿入できるようにする新たな機能を導入し、ライブビデオや投稿のなかで使用が可能となっている。

男性の健康問題に取り組む非営利団体 Movember (モーベンバー)との協力により、フェイスブックは他にも、ボランティアのファンドレイザーがフェイスブックとモーベンバーの両ウェブサイトで同時に寄付要請ができるソフトウェア統合の試みを始めている。これにより、ファンドレイザーは2つのウェブサイトを行ったり来たりする必要がなくなる。

モーベンバー財団は、合計94万2000ドルの寄付を「Giving Tuesday」で集め、そのうちの約6万8000ドルはフェイスブックからであったと発表した。

取材協力:イーデン・スティフマン、ティモシー・サンドバール

引用記事:
The Chronicle of Philanthropy
“Facebook Processes $6.8 Million in Donations on Giving Tuesday” by Megan O’Neil

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Seri Ishikawa

Intern

東日本大震災後、自分の生活が他者と自然環境を犠牲にして成り立っていたことに気がつき、
環境保護をライフワークとすることを心に決める。
数年の社会人生活を経て、ロンドン大学に留学。
そこで「環境」と「経済」が深く関わっていることを知る。
帰国後は環境保護の国際NGOで働き、ファンドレイジング部に所属。
消費するだけではない「お金の使い方」があるのではと模索中。
ファンドレイジングについてもっと深く学びたいと思い、翻訳インターンに応募しました。

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