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プレスリリース|日本ファンドレイジング協会と武蔵野大学アントレプレナーシップ学部が大学生の社会課題解決力を高める「日本初のLearning by Giving大学版」を実施

日本ファンドレイジング協会と武蔵野大学アントレプレナーシップ学部が
大学生の社会課題解決力を高める「日本初のLearning by Giving大学版」を実施

~2022年7月17日よりプログラム提供開始~

寄付・社会的投資が進む社会の実現を目指す認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会(以下、「当協会」)と、アントレプレナーシップ教育を行う武蔵野大学アントレプレナーシップ学部は、一般財団法人日本寄付財団からの助成金を得て、社会貢献教育プログラムLearning by Giving*(以下、「LbG」)の大学版モデルを開発・実施します。これにより、従来、小・中・高生を対象に実施されてきた社会貢献教育の幅が広がり、今後社会に出ていく大学生が、社会課題解決に必要な多様なアプローチを知る機会を増やすことが期待されます。
■大学生のアントレプレナーシップ力を高めるプロジェクト
「日本初(*1)の社会貢献教育プログラムLbG大学版モデル」の開発と実施

政府の「社会意識に関する世論調査」で学生の69%が「社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っている」と回答(*2)しているなど、学生にとって社会課題とその解決への取り組みは身近になっています。大学生がLbGによって寄付とその行為がもたらすNPOの変化を体験することは、従来版LbG同様に「誰かの役に立つという経験」を得られることはもちろん、現実の社会課題を知り、解決のための多様なアプローチを考える経験をすることで、現代社会を生きていく上で求められるアントレプレナーシップ力を高めることにもつながります。
*LbGとは、寄付者からの寄付を原資に、①子どもたちが寄付について体験的に学び、②NPOについて調べて、③最終的に寄付を行うところまでを提供する、「子どもたちに未来を託す」プログラム。実際の社会課題を知り、自分たちで議論し寄付先を選ぶかけがえのない経験は、参加した子どもたちの自己肯定感を高める効果が報告されています。NPOへの寄付の支援にとどまらず、このプログラムを通じて、子どもたちが大きく成長することから、寄付の活かし方として全米で大きく拡がっているプログラムを、日本では2020年度より本格的に実施され始め、2年間で8つの中学や高校の教室で実施されました。

そこで武蔵野大学アントレプレナーシップ学部と当協会は共同コンソーシアムを組成し、武蔵野大学の授業の一環として下記の取り組みを開始いたしました。
1.LbG大学版モデルのカリキュラムを学生参加型で開発。(2022年3月~7月)
2.開発したプログラムの実施(2022年7月) 
※参加学生を5チームに分け、1チームあたり30万円を、自分たちで検討し選んだNPO に実際に寄付の予定(参加人数により変更あり)
3.支援先・候補となったNPOへインターンとして関与し、「外側と内側」の視点からNPO経営を体感。(数か月程度)
4.成果の検証と発信、啓発活動の実施。
当協会はこれからも、LbGの普及を通じて、社会貢献へ関心をもつ若者が実践知を身につけ、その活動範囲を広げていくことを支援してまいります。
(*1)日本国内で大学生向けに提供されるLearning by Givingプログラムとして(2022年3月時点・当協会調べ)
(*2)内閣府「社会意識に関する世論調査(令和元年度)」表4-1
https://survey.gov-online.go.jp/r01/r01-shakai/2-1.html
本プログラムは、一般財団法人日本寄付財団からの助成を受け実施しています。日本寄附財団は、利益至上主義がもたらす多くの社会問題、放置され続ける課題に真正面から向き合いそれらを解決、改善するための精力的な活動を行う団体の支援しています。

■取材に関するお問い合わせ
日本ファンドレイジング協会 事務局次長 宮下真美
担当:社会貢献教育事業チーム 久保田
TEL:03-6809-2590/MAIL:ltg@jfra.jp/WEBサイト:https://jfra.jp/