過去の試験結果
准認定ファンドレイザーは年2回、認定ファンドレイザーは年1回、開催しています。
准認定ファンドレイザー検定試験結果
最新講評
2024年11月1日から30日の期間において、第26回准認定ファンドレイザー検定試験を開催いたしました。全国47都道府県300ヶ所以上のテストセンターで受験していただくCBT形式の試験形態にて、受験者は会場に設置されたパソコンを使い回答しました。
結果として、本試験では27都道府県の試験会場が利用され、受験時間についても、任意に選択することが可能であり、受験者が自身の生活環境に近い会場で受験できたことが確認されました。受験日の傾向としては、後半の日程に受験が偏重し、特に試験日程の最終2日間に全体の半数の受験者が集中する結果となりました。一方で、試験日程の変更やキャンセルに関しては、試験日程の3日前を過ぎると変更ができないという制約があります。受験者には適切な日程を選択できるよう、余裕を持った日程設定を推奨いたします。
試験問題は、選択問題と記述問題から構成されており、主に「認定ファンドレイザー必修研修テキスト」から出題しました。選択問題が、全体評価の70%を占め、ファンドレイジングの体系や個別スキルの基礎的な理解に関する問題に重点を置き、その他、税制や、寄付白書に関する問題も出題しました。記述問題は、企業の社会貢献の活動のポイントを問う設問や、魅力的な寄付メニュー設計のポイントを問う設問、各財源の特徴を問う設問、ドナーピラミッドで考えるステップアップ戦略の理解を文章形式で問う構成で出題しました。
試験結果では、選択問題の正答率は79%で平年並みとなり、記述問題の正答率は68%で前回より上昇しました。選択問題においては、基本的な概念を理解し、試験範囲や設問例を確認し、テキストの各章の狙いや重要語句、索引等を見返して臨むことを推奨します。一方、記述問題においては、知識と具体的な事例を関連付けて理解することで、正答率の向上が期待されます。
財源間の相乗効果の設計を問う問題や、ドナーピラミッドで考えるステップアップ戦略を問う文章形式の問題では、特徴を正しく理解し、財源間の相乗効果やステップアップ施策の設計が出来ている説得力のある回答のあった一方、各財源の特徴をどう活かすことでどんな効果が生まれるのかを具体的にイメージしきれていない回答が見られました。資金が増えることで得られる成果や可能性を検討するだけでなく、資金提供者や支援者を応援者として捉え、より積極的に関わりを持ってもらう視点で設計することが重要です。
ファンドレイジングの7つのステップを中心とした基本的な概念を抑えた上で、どのようなアプローチをすることで、ステップアップにつながるか、潜在的な支援者層を具体的に捉え、支援者の視点も意識した、戦略的で具体的な回答を期待します。
受験にあたっては、准認定ファンドレイザー必修研修のテキストを総合的に見直した上で、より具体的な事例に基づいて、施策のねらいへの理解を深められることを期待します。
2024年12月24日
日本ファンドレイジング協会
認定ファンドレイザー検定試験委員会
第26回(2024年11月1日-30日実施)
志願者数 136人
受験者 128人
合格者 102人
合格率 80%
第25回(2024年7月1日-31日実施)
志願者数 186人
受験者 179人
合格者 140人
認定者 140人
合格率 78%
第24回(2023年11月1日-30日実施)
志願者数 95人
受験者 88人
合格者 68人
認定者 67人
合格率 77%
第23回(2023年7月1日-31日実施)
志願者数 113人
受験者 108人
合格者 88人
認定者 88人
合格率 81%
第22回(2022年11月1日-30日実施)
志願者数 129人
受験者 119人
合格者 96人
認定者 96人
合格率 81%
第21回(2022年7月1日-31日実施)
志願者数 174人
受験者 166人
合格者 136人
認定者 135人
合格率 82%
第20回(2021年11月1日-30日実施)
志願者数 122人
受験者 116人
合格者 99人
認定者 98人
合格率 85%
第19回(2021年7月1日-31日実施)
志願者数 169人
受験者 156人
合格者 136人
認定者 135人
合格率 87%
第18回(2020年11月1日-30日実施)
志願者数 168人
受験者 166人
合格者 140人
認定者 138人
合格率 84%
第17回(2020年7月1日-31日実施)
志願者数 173人
受験者 164人
合格者 134人
認定者 132人
合格率 82%
第16回(2019年12月8日実施)
志願者数 245人
受験者 215人
合格者 178人
認定者 178人
合格率 83%
第15回(2019年6月23日実施)
志願者数 139人
受験者 123人
合格者 96人
認定者 95人
合格率 78%
第14回(2018年12月2日実施)
志願者数 154人
受験者 126人
合格者 97人
認定者 97人
合格率 81%
第13回(2018年6月24日実施)
志願者数 199人
受験者 177人
合格者 141人
認定者 141名
合格率 80%
第12回(2017年12月3日実施)
志願者数 153名
受験者数 127名
合格者数 84名
認定者数 84名
合格率 66%
第11回(2017年6月25日実施)
志願者数 185名
受験者数 169名
合格者数 140名
認定者数 139名
合格率 83%
第10回(2016年12月6日実施)
志願者数 127名
受験者数 119名
合格者数 84名
認定者数 84名
合格率 71%
第9回(2016年6月26日実施)
志願者数 186名
受験者数 170名
合格者数 140名
認定者数 140名
合格率 82%
第8回(2015年12月6日実施)
志願者数 148名
受験者数 132名
合格者数 109名
認定者数 109名
合格率 83%
第7回(2015年6月28日実施)
志願者数 205名
受験者数 179名
合格者数 115名
認定者数 114名
合格率 64%
第6回(2014年12月6日実施)
志願者数 113名
受験者数 98名
合格者数 70名
認定者数 70名
合格率 71%
第5回(2014年6月28日実施)
志願者数 150名
受験者数 126名
合格者数 85名
認定者数 83名
合格率 67%
第4回(2013年12月7日実施)
志願者数 106名
受験者数 99名
合格者数 60名
認定者数 59名
合格率 61%
第3回(2013年6月29日実施)
志願者数 153名
受験者数 139名
合格者数 96名
認定者数 96名
合格率 69%
第2回(2012年12月1日実施)
志願者数 77名
受験者数 62名
合格者数 47名
認定者数 47名
合格率 76%
第1回(2012年6月30日実施)
志願者数 225名
受験者数 215名
合格者数 183名
認定者数 181名
合格率 85%
認定ファンドレイザー検定試験結果
最新講評
2024年3月1日から7日の期間において、第12回認定ファンドレイザー検定試験を実施いたしました。
認定ファンドレイザー試験では、事業収入や社会的投資についても出題範囲となりますので、広範囲の業務知識が求められます。また、ケーススタディに対する記述解答や筆記型の解答を要する設問が多く、テキストや研修を通じて得た知識に加え、実務経験で得られる具体性をふまえ、短時間の中で適切な解答をしていく力も求められます。
ケーススタディの解答においては、個人や法人の寄付メニュー設計やステップアップ戦略について、組織の状況に応じた具体的な提案が書かれており正答率が高い傾向にありましたが、団体の主要課題を特定する設問や3カ年での改善戦略を問う設問については正答率が低く、組織のビジョンミッションと外的環境を踏まえたポジショニングを捉える力や、数値目標の設定がなく、具体的な改善提案に欠けている回答が多くが見受られました。
レポートにおいては、ステークホルダー分析や内部環境分析は具体的かつ包括的に行っているものの、課題と施策の整合性、施策毎の相乗効果性の検討が不十分であり、自身の果たす役割について具体的に欠けるものがありました。レポートについては、再受験時に再提出可能なため、再受験の方は、戦略レポートの作成の見直しと再提出をぜひ検討してください。
認定ファンドレイザーには、分析力や重要課題を捉える力に加え、包括的な視点と実践を想定した具体的な提案力が求められます。加えて、筆記試験では、短時間で戦略を組み立てる力が必要となります。ファンドレイジングの実行・実践力は、個別具体的な経験の積み重ねに加え、ファンドレイジングに関連する広範囲の知識の取得や、自らの経験を一般的な概念へ昇華することでさらに磨くことができます。認定ファンドレイザー、そしてそれを目指す皆様には、ファンドレイザーコミュニティでの指導的役割として、自らの学びを積極的に他者に発信する姿勢を期待しています。
今回合格された方は、認定ファンドレイザーを目指す過程で得られた知見や経験を活かして研鑽を積んでください。
今回残念ながら不合格となった方におかれましても、本検定試験は複合評価となります。ご自身の実務経験に加えて、ファンドレイジングに関する幅広い知識や経験を積み重ね、再度のチャレンジを期待しています。
受験された皆様の日々の研鑽と努力に敬意を表しますとともに、ファンドレイザーを牽引する存在として、今後の活躍を期待しています。
※認定ファンドレイザー試験は、下記4点により総合評価致します。
♦筆記試験(全体の50%)
♦有償実務経験実績(全体の25%・当協会が定めるファンドレイジング業務に通算3年以上有償で従事していること※有償実務経験についてはこちらから)
♦ご提出いただいたレポート(全体の15%・再受験時に再提出可能)
♦研修時のコミュニケーション評価(全体の10%)
2024年4月1日
日本ファンドレイジング協会
認定ファンドレイザー検定試験委員会
第12回認定ファンドレイザー検定試験結果(2024年3月1日から7日実施)
志願者数 31人
受験者数 30人
合格者数 24人
合格率 80%
第11回認定ファンドレイザー検定試験結果(2023年3月1日から7日実施)
志願者数 27人
受験者数 27人
合格者数 20人
合格率 74%
第10回認定ファンドレイザー検定試験結果(2022年3月7日から13日実施)
志願者数 39人
受験者数 39人
合格者数 22人
合格率 56%
第9回認定ファンドレイザー検定試験結果(2021年3月15日-21日実施)
志願者数 42人
受験者数 40人
合格者数 24人
合格率 60%
第8回認定ファンドレイザー検定試験結果(2019年12月8日実施)
志願者数 20人
受験者数 20人
合格者数 9人
合格率 45%
第7回認定ファンドレイザー検定試験結果(2018年12月2日実施)
志願者数 38人
受験者数 36人
合格者数 22人
合格率 58%
第6回認定ファンドレイザー検定試験結果(2017年12月3日実施)
志願者数 33人
受験者数 32人
合格者数 17人
合格率 52%
第5回認定ファンドレイザー検定試験結果(2016年12月6日実施)
志願者数 36人
受験者数 36人
合格者数 21人
合格率 58%
第4回認定ファンドレイザー検定試験結果(2015年12月6日実施)
志願者数 32名
受験者数 32名
合格者数 21名
合格率 66%
第3回認定ファンドレイザー検定試験結果(2014年12月6日実施)
志願者数 20名
受験者数 20名
合格者数 15名
合格率 75%
第2回認定ファンドレイザー検定試験結果(2013年12月7日実施)
志願者数 32名
受験者数 29名
合格者数 17名
合格率 53%
第1回認定ファンドレイザー検定試験結果(2012年12月1日実施)
志願者数 38名
受験者数 38名
合格者数 16名
合格率 42%