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Our Activities / 事業紹介
AVPN[日本代表パートナー]

多様な資本でインパクトを生み出す
Moving Capital Towards Impact

日本ファンドレイジング協会は、AVPN(Asian Venture Philanthropy Network)の日本代表パートナーとして、アジアにおいてインパクトを生み出すための資金循環のエコシステム構築に取り組んでいます。AVPNは、33の国と地域から、フィランソロピーやインパクト投資に関わる600を超える資金提供者で構成されるアジア最大のネットワークです。多様なセクターや地域を超えてつながり、学び合い、実践し、フィランソロピー・投融資などの様々な資本によるインパクトを促進します。

より本質的な資金提供の実現に向けて

昨今インパクトの創出を目指す資金の流れは大きな変化を迎えています。世界のインパクト投資市場は2021年に初めて1兆ドルを超え、日本においてもインパクト投資市場残高は前年度比4.4倍と急成長を見せるほか、社会的インパクトの実現を目指す休眠預金活用事業では260億円の資金提供が行われ、起業家によるインパクトの創出を目指す新しいフィランソロピーの取り組みも拡大しています。

より多くの資金がインパクトに向かう潮流の中で、いかにその「量」を増やしていくことができるかだけではなく、本質的な社会課題解決につながる資金提供とは何かという「質」の問いが重要になっています。

日本ファンドレイジング協会は、AVPNとのパートナーシップを通じて、日本とアジアにおいて、インパクトの創出を目指す資金提供者と協働し学び合い、これまでになかった革新的な資金提供モデルを実践し、世界とつなげていきます。

お知らせ

日本語でのお知らせは、以下でも発信しています。

AVPNとは

AVPNは2012年にシンガポールで設立された非営利組織であり、戦略的フィランソロピーとインパクト投資の推進による社会課題の加速度的解決を目指すアジア最大のネットワークです。

AVPNには現在33の国と地域から資金提供者である600以上の財団、企業、インパクトファンド、大学、政府、金融機関等がメンバーとして加盟しており、アジアを中心に世界14か国に90名以上のスタッフが所属しています(2023年7月時点)。主な活動として、グローバルカンファレンス、アジア各国でのセミナーやワークショップの開催、メンバー間での協働プロジェクトの推進、フィランソロピーやインパクト投資についての研究事業等を行っています。

AVPNは世界の様々な資本を社会でのインパクトに変えていくため、「Moving Capital Towards Impact」をビジョンに掲げ、気候、ヘルス、ジェンダー、若者の4つの注力テーマを設けて活動しています。

事業紹介

日本ファンドレイジング協会は、当協会とAVPNのネットワークを活用しながら、メンバーとの協働を推進していきます。

グローバルカンファレンス

アジア最大のインパクト投資・ベンチャーフィランソロピーに関するグローバルカンファレンスであり、2023年は44ヵ国から1,329名が参加しました。2024年はアラブ首長国連邦の首都アブダビにて、4月23日から25日の3日間にかけて開催されます。AVPNのプラットフォームを通じて東西南北の架け橋となる、これまでで最も包括的な会議となり、初めて西アジアで開催されます。

Social Investment Forum Japan

インパクト投資やベンチャーフィランソロピーなどに携わる方々を対象として、社会的投資に関する知見とベストプラクティスを共有し、議論を深めるlことを目的に開催されるフォーラムです。2023年は12月1日に、ホテル雅叙園東京にて開催し、世界11か国から200名の方が参加しました。日本・アジアにおけるインパクト投資やフィランソロピーのキーパーソンとつながり、最先端のケーススタディーの知見を得られる場です。

AVPN TOKYO Visionaries' Gathering

2024年より先進的な取り組み・ベストプラクティスを共有し、インパクト創出に向けた質の高い資金提供のあり方について議論・学び合い・協働の場をつくることを目的に、月に1度東京都内において、AVPNメンバー限定の”AVPN TOKYO Visionaries' Gathering(ランチ持ち寄り昼食会)”を開催しています。クローズドな場ならではのメンバー間の意見交換やネットワークの機会を得ることができます。

メンバーシップ

AVPNのメンバーシップに加入することで多様なセクターの社会的投資・フィランソロピーのグローバルネットワークにアクセスいただくことが出来ます。メンバーシップは新しい社会に向けたAVPNと共創を目的とする「ビジョン」や「カタリスト」、フィランソロピーやインパクト投資分野の知識習得を目的とする「ナレッジ」の3つに分かれています。ご関心のある方はお気軽に下記までお問い合わせください。

メンバーシップ ビジョン
Vision
カタリスト
Catalyst
ナレッジ
Knowledge
目的 アジアの未来の共創と知識の提供 連携機会の拡大と知識の共有 知識習得の機会
メンバーシップの位置づけ ビジョンメンバーは、CEOや取締役が、意思決定について意見を交換したり、他のインパクト・オピニオン・リーダーと繋がる機会を提供することを目的としています。 カタリストメンバーは、知識を共有したり、コミュニティを発展させたり、アジア全域で資本を移動させる方法を模索したりと、エコシステム構築の最前線にいる人々を支援することを目的としています。 ナレッジメンバーは、地域状況を調査している人たちが、時間をかけながら自分自身を方向付けることができるような、自己管理的な層です。
各メンバーシップ
特典
右のナレッジ・カタリスト特典に加え、
・AVPNマーケットチームによる共創サポート
・年間を通じてアジア各地で実施するラウンドテーブルへ特別ご招待
右のナレッジ特典に加え、
・AVPNイベントでの優先的な講演枠の確保
・地域のエコシステム・ビルダーとの繋がりの提供
・ウェブサイトやメディアを通じたプロジェクトの世界的な認知度の向上
・エコシステムの変化やトレンドを把握
・AVPN Global Conferenceのチケットの50%割引
年会費 US 10,000ドル US 5,000ドル US 1,000ドル

AVPNメンバーはこちらよりご覧いただけます。

日本チーム紹介

日本ファンドレイジング協会はAVPN日本代表パートナーとして、日本における業務を推進しています。

エリクセン恵 / Market Rep. & Senior Manager
大手新聞社の生涯教育事業に携わった後、2007年に渡米。School for International Trainingにて国際教育学修士を取得。アメリカで国際NGOや大学機関に勤めた後、2012年より米国シアトルのNPO法人iLEAPにてソーシャルリーダー育成事業を推進、社会起業家向けプログラム統括や企業、大学、財団との連携で若者育成事業を数多く実施。米国CTIから認定プロコーチ資格CPCC取得。日本での社会変革に携わるため、15年間の在米期間を経て2022年に帰国。

【実現したい社会】人間の持つ可能性と資源が世界の中で循環する優しい社会。

井川 定一 / Manager
地域開発学修士(国立フィリピン大学)。約20年間のアジア、中東、アフリカでの国際協力NGO従事経験、内13年間は事務局長。NGO外務省連携推進委員会NGO側特別顧問、Nピボ共同代表理事、外務省委託国際協力NGO各種調査・地域課題解決先進事例調査・日本の課題解決手法海外展開調査等各種調査責任者、Panasonic SDGs助成金等審査委員、評価員、経営コンサルタント等を歴任。

【実現したい社会】地域を少しでも良くしようと奮闘している最も小さな人たちのもとに、正当な評価と十分な資源が届けられる社会

伊藤 麻里子 / Manager
奈良県出身。某大手化粧品メーカーで営業経験を積んだ後、国連大学にて研究資金調達サポート業務等に従事。日本音楽財団にてクラシック音楽事業の企画・運営・資金調達・新規事業企画を担当。富裕層の資産管理会社にてプロジェクト・マネージャーを務めた後、日本財団にてファンドレイジング業務に従事。認定ファンドレイザー、米国認定フィランソロピー・アドバイザー(CAP®)。

【実現したい社会】100人100通りの「ちょっといいこと」が当たり前に実現できる社会

<アドバイザー>

鵜尾 雅隆 / Japan Advisor
JICA(独立行政法人国際協力機構)、外務省国際協力局での17年の勤務を経て、日本ファンドレイジング協会を創業し、現在代表理事。GSG Impact:Global Steering Group for Impact Investmentの日本諮問委員会副委員長、学校法人至善館 副学長兼インパクトエコノミーセンター所長、公益財団法人PwC財団助成金選考委員長など。

お問い合わせ

AVPNメンバーシップやグローバルカンファレンス、AVPNとの連携にご関心のある方は下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。

AVPN日本代表パートナー
(認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会)
Email:japan@avpn.asia