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【オンライン開催・参加無料】国際協力NGOのためのファンドレイジング研修(全5回シリーズ)

開催20251/28Tue. ポイント2pt


国際協力NGOは、世界中の社会課題に取り組み、多くの人々の関心と支援をつなぐ重要な存在です。しかし、この使命を果たすには安定した資金調達が不可欠です。一方、日本の全国際協力NGOの総助成金収益は減少傾向にあり、多くのNGOは経営モデルの見直しを迫られています。加えて、支援を必要とする現場と寄付者との距離が遠く、国際的な視野を持ったファンドレイジング戦略を立てられる人材が不足しているなど、特有の課題も浮き彫りになっています。
 
本研修では、国際協力NGOが直面する資金調達の課題と最新のトレンドに焦点を当てた全5回のシリーズで、他の参加者とのネットワーク構築も図りながら、NGOの活動基盤を強化していく方法を皆で探ります。
 
同じ団体からの複数名での参加や、国際協力NGOに所属している方だけでなく、国際協力分野を支えるプラットフォーマーなどの関係者も大歓迎です。この機会にぜひ周りの方も誘ってご参加ください。多くの方のご参加をお待ちしております。

こんな方にオススメ
・国際協力NGOに所属し、資金調達に関心があるリーダーや担当者
・NGOのファンドレイジング担当者で、戦略を強化したい方
・国際協力のファンドレイジングについて知識を深めたい方

 

次回は
最終回:1月28日(火)14:00-16:00「NGOの使命~NGOのエンドゲームを考える」

 

第1回
10月8日(火)
14:00-16:00
過去と未来
~NGOのこれまでと、これから進む道
 
内容
・国際協力NGOのイメージ
・日本のNGOセクターの財務潮流
・ピースウィンズ・ジャパン大西さんと語ろう 
 
ゲスト
大西 健丞氏
ピースウィンズ・ジャパン 代表理事
国際組織「アジアパシフィックアライアンス」CEO

1967年大阪に生まれる。上智大学卒業後ブラッドフォード大学平和研究学部国際政治・安全保障学修士課程修了。大阪大学人間科学研究科博士課程修了。大学院在学中にイラク北部に滞在、クルド人支援を始める。1996年2月「ピースウィンズ・ジャパン」設立。2000年「ジャパン・プラットフォーム」設立、評議会議長。2009年公益社団法人「CivicForce」代表理事。2010年内閣府「『新しい公共』円卓会議」委員就任。2015年厚生労働省「国際保健」参与。2018年外務省「ODAに関する有識者懇談会」有識者委員。2021年〜経済同友会「新しい経済社会委員会」副委員長。2023年5月〜経済同友会「共助資本主義の実現委員会」副委員長。 2024年4月〜経済同友会 副代表幹事。2016年日経ソーシャルイニシアチブ大賞を受賞。


高杉 記子氏
ジャパン・プラットフォーム(JPF)渉外広報部 副部長 広報

出版社の編集、外資系企業の広報を経て、2013年よりジャパン・プラットフォームへ。広報/パブリックリレーションズ歴18年以上。人道危機の課題解決のためにはあらゆるセクターが関わることが必要と、メディアや人道支援と直接関係のない人々との課題共有や連携企画に力を入れる。上智大学緊急人道支援講座講師等。


 
モデレート
・五十嵐 豪(認定NPO法人CWS Japanプログラムマネージャー)
・井川 定一(AVPN マネージャー)
・田代 美智華(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 ディレクター)

第2回
10月30日(水)
14:00-16:00
資金と倫理
~資金提供者の視点から見る資金の流れと国際的な倫理の動向
 
内容
・国際協力NGOを取り巻く助成金動向
・資金提供者からみたNGO
・助成金事務局や審査員からみた助成申請書
・寄付倫理
 
ゲスト
澤目 梢氏
フィッシュ・ファミリー財団

日米のフィランソロピー、非営利組織、女性の起業を中心に、ジェンダー問題や女性のリーダーシップ分野で20年以上の経験を持つ。現在、フィッシュ・ファミリー財団のJWLI代表。AVPN(アジア・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク)のAsia Gender Networkのメンバー、特にジェンダー視点を取り入れた寄付活動に参画しアブダビ、ボストン、クアラルンプール、台北、東京で講演。AVPNのAsia Gender Equality Fund(2500万米ドル)とAsian Youth Mental Wellbeing Fund(300万米ドル)の助成金審査委員を務める。以前は、ボストンを拠点にドメスティック・バイオレンス(DV)被害者を支援する非営利団体ATASK(Asian Task Force Against Domestic Violence)の資金調達を担当。バブソン大学と東西センターでリーダーシップ研修修了。ジョージタウン大学で修士号、法政大学で学士号を取得。北海道で生まれ、ボストン在住。


岨中 健太氏
みてね基金

2005年に株式会社イー・マーキュリー(現在の株式会社MIXI)に入社。SNS「mixi」や創業事業の求人情報サイトの事業責任者、新規事業の立ち上げ、カスタマーサポート、障害者雇用など、幅広い業務を経験。2019年12月から「みてね基金」の立ち上げを開始。現在はみてね基金事務局に関わりながら、MIXIの複数部門の業務を手がける。


小堀 悠氏
NPOサポートセンター

学生時代より、環境団体、まちづくり団体の設立や運営、資金調達に携わる。卒業後、民間企業のシステムエンジニアを経て2009年より、NPOサポートセンターに入職。主にNPOのマネジメントや資金調達をテーマとした研修・セミナーの企画および講師、支援者データベースをはじめとするNPO向けのITサービス普及に取り組む。また、複数の助成金の審査員、助成機関へのアドバイザー経験を持つ。


番野 智行氏
NPO法人ETIC.

東京大学法学部卒業。2000年よりNPO法人ETIC.にて社会起業家支援に取り組む。2005年に異文化間マーケティングを専門とするコンサルティング会社に転職。同社取締役を経て、2010年にETIC.に再合流。企業や政府、財団とも連携し、全国各地の創業期~成長期の社会的企業やNPOを対象とした資金面・非資金面の支援に中心メンバーとして携わる。近年は企業・行政のリーダー層や他の中間支援組織のメンバー向けの研修も手掛ける。


武藤 良太氏
公益財団法人トヨタ財団

1981年生まれ。NPO法人市民社会創造ファンドにアルバイトで関わったことをきっかけに、資金(助成金)を介在したNPO支援の世界に触れる。以後、同ファンドにて国内の団体を対象とした市民活動助成に携わり、2019年4月に公益財団法人トヨタ財団に入職。


久津摩 和弘氏
一般社団法人日本地域福祉ファンドレイジングネットワークCOMMNET

「お金がないで諦めない日本の福祉の実現」を人生のミッションとしており、長年、全国最大規模で福祉分野のファンドレイジング普及・環境整備等を行う活動に関わる。福祉業界初のファンドレイジング書籍「地域福祉とファンドレイジング」編者。赤い羽根共同募金が全国各地で展開する寄付つき商品企画「募金百貨店プロジェクト」創設者。府省、全国各地の大学、自治体、福祉団体等で、委員や講師等を多く務める。


 
モデレート
・五十嵐 豪(認定NPO法人CWS Japanプログラムマネージャー)
・井川 定一(AVPN マネージャー)
・田代 美智華(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 ディレクター)

第3回
11月13日(水)
14:00-16:00
最新事例
~プラットフォーマー等の視点から見る資金調達の事例とトレンド
 
内容
・プラットフォーム経営者と考える「プラットフォーム×国際協力NGO」
・プレスリリースアワード2024責任者と考える「プレスリリース×国際協力NGO」
・遺贈寄付専門家と考える「遺贈寄付×国際協力NGO」 
 
ゲスト
小谷 菜美氏
READYFOR株式会社 執行役員 VP of Fundraising service

法政大学社会学部卒。WEB・編集ディレクターを経て2017年にREADYFORに参画。クラウドファンディング キュレーターとして伴走したプロジェクトの累積調達額約 38億。2023年ファンドレイジングサービス事業を新規立ち上げ。キュレーター部 部長、サービス開発部 部長等 を経て現職。エキスパートキュレーター、准認定ファンドレイザー。


齋藤 弘道氏
遺贈寄附推進機構株式会社 代表取締役

一般社団法人全国レガシーギフト協会 理事。 信託銀行にて1500件以上の相続トラブルと1万件以上の遺言の受託審査に対応。遺贈寄付の希望者の意思が実現されない課題を解決するため、2014年に弁護士・税理士らとともに勉強会を立ち上げた(後の「全国レガシーギフト協会」)。2018年に遺贈寄附推進機構株式会社を設立。日本初の「遺言代用信託による寄付」を金融機関と共同開発。認定ファンドレイザー。


田中 辰也氏
株式会社STYZ 代表取締役CEO / Syncable事業責任者

1988年三重県生まれ。早稲田大学建築学科を卒業後、デジタルマーケティング企業に入社。企業向けにデジタルを活用したマーケティング支援や事業開発支援を行った後、事業責任者として複数の自社サービスの企画・運営に携わる。2016年3月株式会社STYZ創業。同年12月に寄付プラットフォームサービス「Syncable」をリリース。同社でインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」、ソフトウェア開発や先端テクノロジーを扱う「STYZ Tech」の事業化も経て、2024年7月よりSyncable事業責任者に再任。


松本 英里香氏
株式会社PR TIMES

上智大学で紛争・平和構築について学んだ後、新卒で株式会社PR TIMESに入社。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の営業の傍ら、NPO/NGOのプレスリリース活用を支援する「PR TIMES 非営利団体サポートプロジェクト」の推進、特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)との業務提携やNGO向け広報セミナーの開催、国際NGOでの広報組織立ち上げなど、非営利団体×PRを軸に活動。プレスリリースの可能性拡大に貢献したプレスリリースを表彰する「プレスリリースアワード2024」運営責任者も担当。PRSJ認定PRプランナー。


 
モデレート
・永井 温子(認定NPO法人ADRA Japan コミュニケーション・マネジャー)
・井川 定一(AVPN マネージャー)
・田代 美智華(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 ディレクター)

第4回
12月3日(火)
14:00-16:00
一人一人との向き合い方
~一人ひとりの寄付がNGOを支える
 
ゲスト
鈴木 亜香里氏
認定NPO法人地球市民の会 ミャンマー駐在員

ミャンマー在住14年目。現地駐在員の業務をしながら、2020年よりオンラインを利用してのファンドレイジングを実施。寄付を集めるのも、するのも大好きで、寄付の楽しさを広めるためにバースデードネーションを活用している。国際協力NGOをピボットする「N:PIVO」共同代表理事。寄付月間2021企画大賞受賞。


細貝 朋央氏
フリーランス・ファンドレイザー

大学時代に、フィリピンの低所得者層地域やアフリカ諸国でのフィールドワークを経験。その中で、非営利活動の可能性を広げるファンドレイジングに出会う。2016年から、日本ファンドレイジング協会でファンドレイザー育成や寄付啓発キャンペーンの運営など担当。2020年にフリーランスとなった後、オーストラリアに2年滞在し、現地を巡りながら知見とつながりを得る。現在は、「ファンドレイジング分野を中心に日本の非営利セクターが世界とつながること」をテーマに活動中。


會澤 裕貴氏
株式会社PoliPoli・Policy Fundディレクター

新潟大学大学院 修士課程を修了後、まちづくりコンサル、NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンでファンドレイザーなどを経て、2023年PoliPoli入社。2024年3月東京都立大学大学院 経営学プログラム(MBA)修了。2024年4月からは同大学院 博士後期課程にて寄付のマーケティングを研究中。修士(経営学、工学)、認定ファンドレイザー。
 
モデレート
・大西 冬馬(国連UNHCR協会 Face to Face ファンドレイザー)
・井川 定一(AVPN マネージャー)
・田代 美智華(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 ディレクター)

第5回
1月28日(火)
14:00-16:00
NGOの使命
~NGOのエンドゲームを考える

本研修は、令和6年度外務省NGO研究会「新しい開発協力大綱を踏まえた国際協力NGOのファンドレイジング力の強化と、国際協力NGOを取り巻くエコシステムの拡大戦略」からの委託を受け、実施します。

開催形式

オンライン会議アプリZoom(ズーム)を使い、配信します。(参加用URLは、お申込後の自動返信メールにてご案内いたします。)
※お申込みいただいた皆様には、各回のライブ参加が難しかった場合でもアーカイブ視聴の情報をお届けします。

ポイントの取得について

各回のご参加で、認定・准認定ファンドレイザー資格の受験・更新のために必要な研修ポイント(2ポイント)が取得できます。各回参加後のアンケートの回答が必要です。アンケート回答後に通知される研修コードを、マイページにご登録ください。

お申込みの留意事項

全5回を通じての参加を推奨しますが、途中からの参加も可能です。各回は前日の17時までにお申し込みください。当日の進行の参考にするため、お手数をおかけしますが、同じ団体から複数名でご参加される方も、お一人おひとりでお申し込みをお願いいたします。

コーディネーター

井川 定一
認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 国際協力エコシステムプロジェクト リーダー/AVPN マネージャー

地域開発学修士。約20年間のアジア、中東、アフリカでの国際協力NGO従事経験を経て、現在、日本ファンドレイジング協会社会的インパクトセンター、国際協力NGOコミュニティNピボ共同代表理事、各種調査責任者、助成金等審査委員、経営コンサルタント等を歴任。

 

五十嵐 豪
認定NPO法人日本ファンドレイジング協会グローバルチャプター代表
認定NPO法人CWS Japanプログラムマネージャー
支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN)代表

主に人道支援や防災事業を担当。これまで東日本大震災や熊本地震、フィリピン、ハイチなど国内外の多くの災害被災者支援や、アフガニスタンやシリア、南スーダンからの難民支援に従事した。研修トレーナーとして業界全体の⼈道⽀援の質の向上と⼈材の育成に関わる。

 

大西 冬馬
国連UNHCR協会 Face to Face ファンドレイザー

2016年よりFace to Faceファンドレイザーとして駅前や商業施設などでマンスリーサポーター獲得のため、累計30,000人以上の方と対面でファンドレイジングを行っています。日本ファンドレイジング協会ファンドレイジング・スクール第7期修了生。認定ファンドレイザー。

 

永井 温子
認定NPO法人ADRA Japan コミュニケーション・マネジャー

認定NPO法人 ADRA Japan(アドラ・ジャパン)に携わって20年以上。1人広報時代からたたき上げの認定ファンドレイザー。1度NGOを離れて起業して学んだ売上の作り方を団体に持ち帰り、ファンドレイジングで成果をあげている。

 

田代 美智華
認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 ディレクター

明治大学国際日本学部卒。大学在学中から海外ボランティアに関わり、卒業後も東南アジアの子ども支援と日本の青少年育成を担うNPOの正規職員として従事。海外事業担当として広報マーケティング、ボランティアコーディネート、海外キャンプツアーディレクターを主に担当。2020年からは団体内のファンドレイジング基盤強化を推進する。2021年に認定ファンドレイザーを取得、2022年9月より現職。日本ファンドレイジング協会ディレクターとしてファンドレイザー育成事業、FRJコーディネーターに従事。

(参考情報)本研修にご関心をお持ちの方に、ファンドレイジング・ジャーナルの特集記事「国際協力NGOのファンドレイジング〜“遠く”の社会課題に関心と参加を生み出す方法〜その最前線を探る」をご紹介します。この記事では、国際協力NGOが直面する課題とそのアプローチ方法について対談形式で深掘りしています。ぜひご参照ください。
国際協力NGOのファンドレイザーに求められる「伝える力」
国際協力NGOのファンドレイジングに求められる「寄付倫理」
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【お問合せ】
認定NPO法人日本ファンドレイジング協会
担当:ディレクター 田代美智華(お問合せフォーム:https://jfra.jp/contact