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【ピッチコンテスト】ファイナリスト4組を発表|社会のお金の流れを変える挑戦が結集!グランプリは12月6日「FRJスペシャル」で決定

2025.11.28

お知らせ


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社会のお金の流れを変える4つの挑戦

社会のお金の流れを変える革新的なアイディアの中から、厳正な書類選考を経て、2025年12月6日に開催される「FRJスペシャル」で最終審査に臨むピッチコンテストのファイナリスト4組が決定しました。各ファイナリストが描く未来のビジョンと、その実現に向けた熱い想いをご紹介します。

審査基準

💡
革新性

社会構造を変える新しい視点があるか

👤
ユーザビリティ

利用者・受益者にとって価値のある仕組みになっているか


実現性

事業スキームやスケジュールが現実的か

📣
インパクト

社会全体に波及する変化につながるか

ファイナリスト4組のご紹介

※応募順でのご紹介となります。

DAOによる共創型寄付コミュニティ

門田 瑠衣子

発表者:門田 瑠衣子さん(認定NPO法人PLAS 代表理事)

✦ 事業アイディアとピッチへの意気込み ✦

約20年間のアフリカの現場やファンドレイジングの実践を通じ、寄付を「支援」から「共に創る参加」へと進化させる共創型寄付コミュニティ「PLAS DAO」に挑戦しています。2024年の実証では約4,000人の参加者から200万円が集まり、寄付者の輪が大きく広がりました。FRJの場でみなさんと議論しながら、NPO・市民・企業が共に動き出す次世代の寄付コミュニティの姿を具体化していきたいです。

ⓘ プロフィール

2005年に同団体の立ち上げに携わり、事務局長を経て現在代表理事。ケニア・ウガンダで、子どもたちの貧困や早すぎる妊娠・出産の課題や経済的自立と相談・カウンセリング等を通して約20年間取り組んでいる。

過疎地域に新たな資金の流れを生み出す

佐々木 信秋

発表者:佐々木 信秋さん(一般社団法人トナリノ 代表理事)

✦ 事業アイディアとピッチへの意気込み ✦

私たちは東日本大震災の復興支援を原点に「地域に生きる人が自らの幸せを創造できる仕組み」を模索してきました。一方、活動の中で痛感したのは、過疎地域では「お金が地域に流れてこない、留まらない」ことが、地域の持続性を脅かしているという現実です。このピッチでは、「地域経済循環によるローカルファイナンス」として、地域経済循環と資金仲介機能による仕組みを社会に提示し、共に挑戦する仲間を増やしたいと考えています。コレクティブ・インパクトと社会的インパクト評価を軸に、行政、企業、非営利、市民、教育・研究機関、金融・メディアなど多様なセクターとの協働によって、地域に根ざした新しい資金の流れづくりに挑戦します。

ⓘ プロフィール

一般社団法人トナリノは、2011年の東日本大震災で甚大な津波被害を受けた岩手県陸前高田市の出身者らが中心となり、復興支援活動を行ったことをきっかけに設立された団体である。同年6月に法人化し、地域の復興に向け、支援活動を継続してきた。2020年には法人名を「トナリノ」に改称し、「地域の相棒」を合言葉とした。現在は、人口減少や高齢化が進む地域社会において、従来の仕組みでは対応しきれない課題に対し、地域社会の構造を根本から見直す「システムチェンジ」を実現するため、コレクティブインパクトと社会的インパクト評価の手法を導入、かつ、法人がバックボーン組織と専門家を担うことで推進している。

Face to Faceファンドレイジングをエコシステムの中に

大西 冬馬

発表者:大西 冬馬さん(Face to Faceファンドレイザー)※法人化に向け準備中

✦ 事業アイディアとピッチへの意気込み ✦

対面型(Face to Face)のファンドレイジングを、さまざまな社会課題に挑戦しているNPOと協働して日本全国に継続寄付者(マンスリーサポーター)を増やしていきます。既存のFace to Faceは、大きな国際支援団体がセールスプロモーション会社に「委託」をしてスタッフがキャンペーンで獲得していますが、「入口」だけでなく「継続率」に重きを置いた継続寄付者へのアプローチへと転換したいです。街中(駅や商業施設)だけでなく、会社の中で従業員の方に、大学で学生の方に、都心だけでなく地方にも、セグメントに分けてアプローチ方法も変えていけるようにしたい。そのビジョンの実現に向けて対面型ファンドレイジングの専門会社を立ち上げます。今回のピッチが、「Face to Faceファンドレイジングをソーシャルセクターのエコシステムの中に」入れていただく機会になることを目標にして未来に実現したい世界をお伝えしたいと思います。

ⓘ プロフィール

2016年より国連UNHCR協会のFace to Faceファンドレイザーとして9年間従事してきました。これまでに対面で15,000人以上の個人の方々とお話をして3,000人以上の方に継続寄付を始めていただきました。20カ国以上にFace to Faceファンドレイザーがいる中で、世界で3番目に多くご支援を繋げた実績があります。2025年4月から独立をして、国内外さまざまな社会課題に挑戦する非営利団体と協業をして対面型の寄付訴求を広めています。
日本ファンドレイジング協会のファンドレイジング・スクール卒業・認定ファンドレイザ
ー資格取得・来年6月に至善館(MBA)修了予定。

ネットで買い物しながら寄付できる「次世代の募金箱システム」

小室 拓巳

発表者:小室 拓巳さん(株式会社ZOYO)

✦ 事業アイディアとピッチへの意気込み ✦

日本では「寄付をしたい」と思いながらも一歩を踏み出せない人が多く、それが寄付市場の拡大を妨げています。課題先進国である日本で、寄付が日常に根づく社会をつくることは喫緊の課題です。『ポチキフ』は、買い物の“ついで”にワンクリックで少額寄付ができる仕組みを通じて、寄付のハードルを下げ、行動を後押しします。寄付は善意だけに頼るものではなく、仕組みの力で広げられるものです。募金箱のように、あらゆるネットショッピングに『ポチキフ』が実装される未来を目指して、このピッチを通じて協力してくれる仲間や応援してくれる方々を増やしていきます!

ⓘ プロフィール

2001年生まれ、愛知県出身。横浜国立大学経営学部4年。20歳でサステナビリティに関する出張授業・コンテンツ制作を行う一般社団法人アクトポートを創業。高校時代に募金活動をしたことから、寄付に関心を持ち、少額寄付サービスの開発に取り組む。贈与OSの社会実装を掲げ、株式会社ZOYOを創業。ネットショッピングのおつりで寄付ができるサービス「ポチキフ」、誰でも・簡単に・ほんの気持ちをおくれる、デジタルチップサービス「ポチップ」の開発に取り組む。経産省主催の社会起業家アクセラレーションプログラム「ゼロイチ」で最優秀賞を受賞。

2025年12月6日「FRJスペシャル」での公開ピッチにてグランプリ決定

📌 FRJスペシャルの特設サイトはこちらから

最終審査について

審査は、2025年12月6日(土)開催「FRJスペシャル」のプログラム内で実施します。

ファイナリスト4組が、それぞれ7分間のピッチプレゼンテーションを行い、審査員による講評を経て、審査委員と当日来場者の投票でグランプリを決定します。

社会のお金の流れを変える新しい仕組みにふれたい方、ファンドレイザーとして次の一手を考えたい方、寄付・社会的投資に関心のある方は、ぜひ会場でファイナリストのピッチにご注目ください。

ⓘ 「ピッチコンテスト」に関わるこれまでのご案内(2025年10月20日配信)
ピッチコンテスト開催|社会のお金の流れを進化させる、新しい事業アイディアを募集