プレスリリース|ともにインパクトの創出を目指す新たな助成プログラム、女性の就労・キャリア支援団体を募集開始~JPモルガン・チェースの支援を受け、伴走支援と自由度の高い資金を提供~
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会は、困難な状況にある女性の就労・キャリア支援に取り組む非営利団体を対象とした助成プログラム「HERstory Career Partner Program」を立ち上げたことをお知らせいたします。本プログラムは、参加団体のファンドレイジングとインパクト・マネジメントに特化し、専門家による伴走支援と幅広い用途に使用可能な資金を提供することで、各団体が事業を次のステージへと成長・深化し、より多くの女性が自らの目指すキャリアや就労の機会を実現できる社会を築くことを目指しています。
本日、2025年2月10日(月)より、参加団体の公募を開始し、団体の中長期的な戦略をもとに、課題解決に向けたアクションプランの設計・実施を支援します。
プログラムの背景と意義
近年、日本における女性の就業率は74.8%に達し*、OECD平均を上回っています。しかし、その半数以上が非正規雇用であり*、収入やキャリアの安定性に課題を抱えています。さらに、約28万人の女性が若年無業者(15~39歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者)であり**、彼女たちが社会で活躍できる機会の拡充が急務となっています。こうした課題に対し、NPOなどの非営利団体は、就労訓練やキャリア相談、女性の就労継続を支える育児・介護支援など、多面的なアプローチで支援に取り組み、その課題の解決に重要な役割を果たしています。しかし、多くの団体が、事業の成長や発展に必要なリソースの不足や戦略的な資金調達の難しさといった課題に直面しています。
本プログラムは、専門家による研修と伴走支援、柔軟な資金提供、ネットワーキングなどを通じて、こうした団体が事業を次のステージへと発展・深化させるための基盤を構築し、インパクトの向上を図ることを目的としています。参加団体が目指す中長期的なビジョンを実現するために、プログラム運営スタッフや伴走支援を行う専門家は、参加団体にパートナーとして寄り添い、それぞれが持つリソースやネットワークを活用しながら、ともに取り組みを進めてまいります。
JPモルガン・チェースと日本ファンドレイジング協会は、本プログラムの実施を通じて、より多くの女性が自らの可能性を信じ、キャリアを切り拓いていける社会の実現を目指します。
* 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)11月分」
** 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)」
プログラムの概要
「HERstory Career Partner Program」は、次のような特徴を持つ伴走型実践プログラムです。
・伴走型の課題解決支援
専門家による9か月間の伴走支援を提供。団体ごとの課題解決や成長を後押しします。実践的で寄り添った支援により、安心して次のステップに挑戦できるサポートを提供します。
・柔軟な資金提供
最大180万円の柔軟な助成金を活用し、団体の強みやニーズ、課題に応じた新たな取り組みに挑戦し、女性の雇用やキャリア形成、就労準備といったインパクトを向上することができます。
・共創と連携
志を同じくする団体が集い、相互に学び合いながら、共創や連携の機会を創出します。また、潜在的な支援者や事業パートナーとの新たな接点を提供します。
プログラムスケジュール
本プログラムでは、女性の就労・キャリア支援に関する最新の知見やトレンドを学びながら、専門家による研修や伴走支援、柔軟な資金提供、ピアラーニングを通じて、参加団体が事業を次なる段階へと発展・深化させるための中長期的な戦略をもとに、課題解決に向けたアクションプランの設計・実施を支援します。
※上記プログラムの内容・時期等について変更になる可能性があります。
募集概要
・実施期間:2025年5月~2026年1月まで
・対象団体:困難な状況にある女性の就労やキャリア支援事業の成長と発展を目指す日本国内の民間非営利団体
・募集団体数:8団体
・内容:専門家による研修、伴走支援、助成金、ネットワーキング等を組み合わせた伴走型実践プログラム
・助成金額:1団体あたり最大180万円
・応募締切:2025年3月10日(月)
詳細およびお問い合わせは、こちらをご覧ください。
https://jfra.jp/herstory/
運営団体
<本リリースに関する報道のお問い合わせ先>
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会
事務局次長 宮下真美
Email:pr@jfra.jp