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FRJ2023開催報告|その一歩で自分が変わる、社会が変わる

2023.04.06

41日間にわたるファンドレイジングの年次カンファレンス「FRJ2023|ファンドレイジング・日本2023」が閉幕しました。日本全国、そして世界各国からお集まりいただきました806名の皆様に、まずは心より感謝申し上げます。
 


FRJ2023特設サイトはこちら

 
2023年2月10日から3月22日まで41日間で、ファンドレイジングに関する最新の動向や、日々の試行錯誤から生まれた知見や事例の数々を63セッションにわたってお届けしました。自らセッションを企画してくださったセッションチャレンジャーの皆様をはじめ、本カンファレンスにご登壇いただきましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。
 

 
今年のFRJでは、参加者が自ら企画するかたちで、参加者同士の学びを深め、つながりを育む機会も生まれました。参加者の自主企画が集まる「みんなの広場」では、対面やオンラインでの交流イベントや相談会など、34もの企画が期間中に実施されました。
 


恒例となったボランティア企画の懇親会は新たなオンラインツールを使って行われました

数多くの「新しい一歩」が生まれました

 
今年のFRJのテーマは、「その一歩で自分が変わる、社会が変わる」でした。セッションの総視聴回数は10,939回にのぼり、その中からたくさんの「新しい一歩」が生まれました。
 
「FRJ2023に参加されて、これから取り組んでいきたいことを教えてください」というアンケートの質問に寄せられた回答を、抜粋してご紹介します。
 

「遺贈寄付に取り組んでみたい」
 
「FRJの学びを団体内で共有したい。まずは一人、団体内に理解者をつくりたい」
 
「自分たちの活動と強みを言語化していきたい」
 
「他のファンドレイザーと情報交換をする機会をつくりたい」
 
「広報を強化して認知を広げていきたい」
 
「まずは准認定ファンドレイザー資格を取得して、ファンドレイザーの仲間入りをしたい」
 
「垣根を越えて、他の分野や企業と幅広いネットワークを構築していきたい」
 
「単発の寄付者をマンスリーにステップアップさせる施策に取り組んでみたい」
 
「自分の得意なスキルとファンドレイジングを組み合わせることを考えたい」
 
「企業からの寄付によって生まれたインパクトの可視化に取り組んでみたい」
 
「何か一つでも、ファンドレイジングの実務に関われる場所を見つけたい」
 
「大学ファンドレイザーを目指したい」
 
「NPOの設立に向けて、学んだことをすぐに実践してみたい」
 
「最新の動きや大きな流れにアンテナをはっていきたい」
 
「ソーシャルセクター全体に資金が流れる仕組みをつくっていきたい」
 
「地域で子どもを支える仕組みを、みんなでつくりたい」
 
「今回学んだフレームワークを自団体にあてはめるために、まずは手を動かしてみたい」
 
「インパクトや社会的投資について学んでみたい」
 
「寄付者と双方向のコミュニケーションをつくっていきたい」
 
「原点にもどって、なぜファンドレイジングを学ぼうと考えたのかをふり返りたい」
 
「胸をはって寄付のお願いをしていきたい」
 
「認定ファンドレイザーを目指したい」
 
「中間支援の立場で、企業や行政、富裕層とNPOの間に立って信頼を高めていきたい」
 
「科学的なファンドレイジングを実践していきたい」
 
「ファンドレイザーとして、自分がどのようなキャリアを歩んでいくか考えてみたい」
 
「来年はセッションチャレンジャーとしてFRJに戻ってきたい」

 
お一人おひとりの言葉から、FRJという場所が、学びやつながりを育むにとどまらず、新しい挑戦が生まれる場所であることを再認識しました。

オンラインかリアルかを超えて、もう一歩先へ〜FRJ2024に向けて

 
2010年に始まった「ファンドレイジング・日本」は、時代のニーズやそのときどきの環境に応じて進化してきました。第1回大会から13年を経て、累計参加者数は1万3000人を超えました。
 


FRJ2010には全国から400人が集い、25セッションが行われました

 
2020年以降は、コロナ禍によりオンライン形式での開催となってきました。アンケートには、開催形態に関して参加者の皆様からさまざまな声が寄せられました。
 
リアルな場の熱気や一体感、深いつながりを期待する声がある一方で、オンラインの利便性や多くの動画を繰り返し視聴することで得られる深い学びを指摘する声もありました。
 
オンラインか、リアルか。当会はその二者択一を超えて、学びとつながり、挑戦を生み出す場として新たなFRJを創出するチャレンジを行っていきます。オンラインとリアルそれぞれの利点を生かした場づくりへの挑戦は、FRJにとどまらず、あらゆる機会において当会が今年度追求していくテーマとなります。

最後となりましたが、本カンファレンスの開催を力強く支えてくださったスペシャルパートナー、協賛パートナーの皆様をあらためてご紹介させていただきます。
 



 
ファンドレイザーの皆様の日々に寄り添いながら、寄付・社会的投資の広がる未来に向けて歩みをともにしてくださるパートナー各社の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。