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【ご報告】第25回ファンドレイジング研究会

2012.03.27

第25回 ファンドレイジング研究会

テーマ:「FRJ2012学びと気づき共有会」
ゲスト:山田泰久氏(講師:セッション11、他)
      (日本財団経営支援グループ情報コミュニケーションチーム)
    小堀悠氏(講師:セッション16)
      (NPO法人NPOサポートセンター事務局長代行)
    今加奈子氏(司会:セッション11)
      (日本ファンドレイジング協会/株式会社プラスセンス 代表取締役)
司 会:徳永洋子
      (日本ファンドレイジング協会 事務局次長)
記録者:菅野惠天
      (日本ファンドレイジング協会)

今回の研究会は、いつもの円卓会議形式ではなく、6人前後のグループを組み語り合う形式をとりました。講師・司会者の方、FRJ2012に参加された方、参加されなかった方、事務局スタッフがランダムにグループを組む形で、いつにない新鮮な雰囲気で行われました。

まず、冒頭に事務局次長の徳永から挨拶があり、FRJ2012の報告がありました。

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次に、FRJ2012の大会の動画を見ました。参加者の皆様の真剣な眼差しから、あらためて大会の意義の大きさを実感しました。

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講師・司会をされた、山田氏、小堀氏、今氏から、挨拶と、FRJ2012での講師・司会からみた大会の振り返りについてのお話をいただきました。

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山田泰久氏

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小堀悠氏

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今加奈子氏

その後、グループワークに移り、FRJ2012のフィードバックや、情報共有、意見交換などをしました。そこから各グループごとに「3つの気づき」にまとめ、それぞれのグループの代表者が発表しました。

●グループワークによる3つの気づき(各グループ発表)

・新しいものに対応する力が必要。そのために新しいものを知る機会になった。
・新しいものを持って帰っても、自分たちでどう使えるのかがよくわからない場合がある。
・ファンドレイザーは孤独であると気づく。仲間を内外に増やす機会になった。

・寄付のお金は人間の本質に働きかけないとまわらない。私利私欲を満たしながら、情緒的な充足感を与えるような仕組みを作らなければならないと実感した。
・セッション28(お金をかけずに共感者を集め、集客する方法)で、共感を集めるための話には衝撃を受けた。清輔氏がドリプラのプレゼンテーションをしたあとに、話を聞いた人が「どうなったら私もチャリティサンタになれますか?」という事例を聴いて驚いた。
・セッション24(一石三鳥のチャリティプログラムの進め方)で、自治体、NPO、参加者を巻き込み、かつリーダー育成まで兼ねる一石三鳥のプログラム作りの話を聞いて、上手な仕組みを作ることの大切さを実感した。

・セッション13(震災における寄付を振り返る)で、寄付は社会の投資であるということに共感を得た。
・セッション27(NPOのマーケティング)で、これからは寄付者がNPOや大きな団体に寄付をするよりも、寄付目的の相手に直接寄付をする活動をする時代になるということを知った。
・セッション15(支援者のさまざまなコミュニケーションを通じた会員拡大)やセッション25(あしなが運動を通じた支援の輪の広げ方に学ぶ)で、Webの時代になろうとも、個人を大切にして顔と顔を合わせる機会を作ることや、地道に個人からお金を集めて自分たちで仕組みを作るところは勉強になった。

・基調講演やクロージングセッションを聴いて、参加者の心の熱さや団結力に圧倒されたし、ファンドレイジングが時代から求められているということを実感した。
・大会で多くのものを学んで、次からこうしよう、こうゆう気持ちを持とう、このツールを持ちかえって試してみようという気持ちを持つことができた。
・人と人とのつながりがとても大切であるとあらためて実感した。ここで知り合うことができたたくさんの友達・仲間が大きな財産になった。

・次の大会で、1年間学んで活動してきたことをいろいろな人たちと情報交換をする機会が欲しいと思った。
・セッション26(支援者にとって『分かりやすい仕掛け』をつくる)で、おもちゃを使った子供の心の支援を紹介していたが、おもちゃをただ送るだけでなく、おもちゃで一緒に遊ぶ人や、床材を提供するなどのおもちゃを現地で活かすための支援をすることの大切さを感じた。写真で見た子供の笑顔が忘れられない。
・寄付の仕組みとは、人の心を動かす、人の心に訴えかける仕組みであると感じた。

・非営利セクターの参加者は増えている反面、企業の参加が減っている。企業のCSR担当者向けのセッションをもっと増やしてみたらどうか。
・比較的同傾向なセッションが多いように感じるので、まとめたらどうか。また、ソーシャルメディアなどのWebツールはライフサイクルが早いのでセッションを増やしてもよいと思う。
・大会を通して、多くの気づきや熱意を感じた。しかし、それらを実行して次のアクションをするためのフォローの場所を作って欲しい。

・ファンドレイジングに対しての認識について、時代が変わったと実感した。寄付を集めるためのつながりを持つ場所を持つ機会になった。
・NPOが企業に事業提案をする時代になったと感じた。NPOと企業や地域とwin-winな関係を持つことの意義を感じた。
・寄付についての情報共有や、全体像を知るようなセッションがあってもよいと思う。

最後に、徳永の挨拶がありました。

FRJは、1つの場所の提供。そこには世の中のために何かをしている人たちが集まる。みんなが集まればパワーが生まれる。そこからまた何かが生まれる。その循環を作りだす場所として来年以降も開催し続けるという、新たな決意が語られました。