【メディア掲載】寄付という市民力 北海道で最初の認定ファンドレイザー、奥山大介さんにお話を伺いました。
さっぽろまちづくり活動情報センターウェブサイトに、幣協会北海道チャプター共同代表の奥山大介さん(認定ファンドレイザー)のインタビューが掲載されました。
http://sapporo-machizukuri.com/tumugu/b1.html
以下、一部抜粋です。
―ファンドレイジングの視点から、まちづくり活動を捉えると?
一番最初に重要になってくることは、自分の団体や活動のミッションであったり、ビジョンであったり、目標を、自分たちがしっかり共有できているかどうか。そして、それをきちんと人に伝えることができるか。それが、本当に社会の役に立つのか。伝えた時に、本当に共感していただける内容なのか、ということを考える必要があります。
そうすると、自分たちの活動についての強みやポジションが必然的に見えてきて、財源的なところよりは団体のいろいろな基盤が強化されるきっかけになる。そして、実際にご寄付をいただくと、寄付してくださった方がその団体について、より意識をして見てくださるわけです。「見られている」ということは、いい意味で「応援してもらっている」「一緒にやっている仲間が増える」ことになるので、自分たちの活動が、本当に人からきちんと評価してもらえる活動なのかどうかを考えるきっかけにもなる。
そうしたファンドレイジングの入口が、まちづくりや市民活動にとってより良い効果を生むのではないかと思います。もちろんその結果、寄付が集まり財源となれば、今やっている活動をより深める、広げる、充実させることにもつなげていくことができるということになります。
―ファンを増やす、ということですね。
はい。ファンドレイジング界隈の仲間たちで、よく「ファン度レイジング」と言うのですが、ファンの度合いが上がっていく、寄付してくださる。それが循環して財源=お金が生まれて、団体の基盤も「自分たちでもう一度考えてみよう」と見直しがかかる。そうするとまたファンの方も増えて、スパイラルといいますか、自分の団体・自分たちの活動が成長していくことにつながっていきます。