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若者就労分野では日本初!「ソーシャル・インパクト・ボンド」 パイロット事業開始

2015.07.21

お知らせ

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2015年7月より若者就労分野では日本初となる「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」パイロット事業がスタートします。
 
本事業は、兵庫県尼崎市と日本財団が協働で行うもので、日本ファンドレイジング協会は、中間支援組織として事業推進を行います。
 
また、事業主体は、若者支援の実績が豊富な認定NPO法人育て上げネットが担当し、尼崎市の生活保護世帯で特にひきこもり等の行政の介入が難しい若者(15~39歳)を対象に、ケースワーカーと連携しアウトリーチ事業を行うことで就労支援と長期的な自立を促進します。
 
事業の成果として、若者が就労、自立することにより、長期的に見込まれる生活保護費の削減、納税額増等の行政コストへの影響を検証し、2016年度以降に本格的なSIBプロジェクトへの移行を目指します。
 
なお、本事業は、日本財団が中心となり実施するSIBのパイロット事業としては横須賀市の特別養子縁組事業、福岡市等で実施する認知症予防事業に続く3件目の事業となります。
 
本事業のスキーム図

 
スキーム図
 
 

■ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)とは
社会的コストを低減する、行政が未だ実施していない事業を、民間投資によって行い、行政がその成果に対する対価を支払う社会的インパクト投資のモデル。
事業の実施による社会的コストの削減分や納税・社会保険費支払い等の増加分が償還の原資となる。公的サービスの生産性向上や、財政負担の軽減が期待できる。
 
<動画>
4分でソーシャルインパクトボンドの概要をわかりやすく説明した動画です。
 


 
同様にパンフもありますので、合わせて参考にしてください。
http://impactinvestment.jp/doc/sib.pdf