米国NGOsourceのED認証(Equivalency Determination)を取得
日本ファンドレイジング協会は、米国のNGOsourceよりED(Equivalency Determination)認証を取得しました。この認証により、当協会は米国の非課税団体と同等の組織としての信用を得て、国際的な資金提供者との連携を深める基盤をさらに強化し、寄付・社会的投資が進む社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。
認証取得の背景
当協会は、これまで各国のファンドレイジング協会や国際的なネットワークと積極的に連携し、寄付や社会的投資の促進に取り組んできました。
特に、2023年度は、韓国SKグループの企業財団であるCenter for Social value Enhancement Studies(CSES)と協働し、社会課題の解決に取り組む、インパクト志向の事業者を対象とした「アウトカムファンド for IMM」を立ち上げました。また、アジア地域のインパクト創出に注力するAVPNの日本代表パートナーに就任し、高齢化や少子化、地域コミュニティの衰退といった共通の社会課題を背景に、アジア各国と課題解決のアプローチや実践を共有し、学び合う活動を進めてきました。
今回のED認証取得により、当協会は、国際的な寄付や社会的投資の流れをより円滑にし、グローバルな社会課題解決に向けた役割を一層強化します。
社会課題の解決に取り組む事業者が生み出すアウトカムに資金提供を行う「アウトカムファンド for IMM」に取り組んでいます。 |
AVPNの日本代表パートナーとして、インパクトを生み出すための資金循環のエコシステム構築に取り組んでいます。 |
ED認証(Equivalency Determination)とは、米国の非営利団体が海外の団体に寄付や助成を行う際、その団体が米国の非課税団体と同等の基準を満たしていることを証明するものです。
認証プロセスを提供するNGOsourceは、世界中の非営利組織を支援しており、これまでに164カ国以上、8,500を超える団体に対して認証を行っています。日本ファンドレイジング協会の認証取得は、このネットワークの一員として信頼性が認められたことを意味します。
(About: Equivalency Determination on File)
今後も当協会は、国境を越えた視座で資金提供者と共に学び合いながら、国際的な連携を促進し、新たなプログラムやプロジェクトを創出してまいります。