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【コラム】板橋第3中学校で見た、生徒たちのまっすぐな眼差し④

こんにちは! 学生ライターの横山あやのです。
昨年12月に実施された板橋区立板橋第3中学校 3年生が受けていた、Learning by givingプログラムの授業の様子を4回の連載でお届けします。
※ 板橋区立板橋第三中学校のプログラム実施事例の詳細に関しては、【LbG実施事例】の投稿をご覧ください。
※ 連載1回目
2回目
3回目はこちら



12月17日、プログラムの3限目として、「寄付先のNPO団体で活動されている方の想いを聞き、クラスの仲間に伝えたい内容を考える」という授業が実施されました。
連載最終回は、NPO法人山友会(路上生活者分野)についてインタビューしていた様子をレポートでしめくくります!
生徒たちの声
路上生活者に対して支援を行なっているこちらの団体に対しては、路上生活者の方々がどんな生活を強いられているのか、そのリアルな部分のお話を真剣に聞いていた姿がとても印象的でした。

生徒たちはこれまで知らなかった現実に圧倒されながらも「彼らが生きていくために必要な支援はなにか?」「今の自分にできることはある?」など、その問題が自分たちの身近なところにあることに気がつき、自分たちにできることを考えている姿勢が質問からも伺えました。





また、「なぜ山友会の話を聞こうと思った?」と団体の油井さんから逆質問を受けた生徒は、「自分ができて当たり前のことができていない人たちがいるなら、その人たちにこそ支援が必要だと思ったから。」と返していて、対象者と同じ立場で考え、当たり前が当たり前でないことに純粋に疑問を抱く中学生の心に、側から聞いていた私も心を動かされました。
NPO法人山友会 油井さんの声
授業後に、団体の油井さんに感想を伺いました。

NPO法人山友会 油井さん
「おまわりさんは、酔っ払いは助けるのに、ホームレスは助けないのはなぜ?」という質問には驚かされました。また、様々な色眼鏡なしでフラットに問題を知ろう、団体を知ろうとしてくれている中学生に対してわかりやすく説明するのにすごく頭を使いました。でも本来は彼らに伝えるのと同じように、人に伝えないと伝わらないのだと気づかされました。


普段なかなか関わることがないホームレスの人々に対する生徒たちの見方・考え方が、油井さんの話を聞く中で少しずつ変化しているように見えました。
担当教諭のご感想
今回のプログラムを検討し、実際に授業を作った輪湖先生は、

リアルなお話を聞く中で、よく考えていたのではないかと思います。
調べる情報だけでは知り得ない実態をより知ることができたと思いますし、何より、団体の皆さんのお言葉に重みがあったので、その言葉から生徒たちは感じるものがあったのではないかと思います。

とコメントされていました。
おわりに
今回取材をする中で、私自身も気づかされることが多く、質問の中には「年間の寄付金はいくら?」など、大人ではなかなか聞けないような質問も直球で投げる場面もあり、その素直さと知りたい! という気持ちの強さに、取材をしていた私自身もハッと気持ちを引き締められました(笑)
生徒たちのまっすぐな目で活動を見られること自体が、団体としても改めて活動内容や組織の中身を見つめ直すきっかけになっていたのではないかと思います。


このプログラムでは、最終的に生徒たちがクラスごとに寄付先を1つ決め、10万円ずつ寄付をしました。
彼らにとってこのプログラムでの経験が、社会にある様々な問題を少しでも自分と関連づけて捉え、自分に何ができるかを考えるアンテナを張るきっかけになっていたらいいなと、授業をみて感じました!
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