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社会貢献に関する記事を日々更新しています!
教員版Learning by Givingの集合研修1日目が、8/9にオンラインで実施されました。
お忙しいスケジュールを縫って参加されたみなさん、各々ご自身のテーマをもっての参加ということもあり、たくさんのコミュニケーションが生まれる温かい場となりました。
Learning by Givingについてはこちら
前半は、社会貢献教育プログラムの「社会に貢献するワークショップ」を体験し、自身の価値観などと向き合う時間になりました。
社会のいろいろな課題を遠いこととしてではなく、自分の身近にも起きうることとして考えてもらうことを最初の目標にしています。社会貢献や社会の課題に参加することについて、様々な視点から情報を学べるようにつなげていきます。
そして後半は、いよいよLearning by Givingの体験です。本来であれば標準で10時限(500分)で構成されているプログラムを約4時間に圧縮して体感して頂きました。
複数のNPOの中から、託されたお金を寄付するという内容。
担当するNPOを決めて情報収集し、全体で共有。各人がどんな社会課題に興味あるのかなども共有し、自身が応援したい団体を絞っていきます。
その際に大切にしているのは「評価軸」です。
各々重きを置いている価値観や判断軸はどのようなものなのかを見える化し、共有することでこの場の評価軸を設定します。
今回、評価軸で挙げられたものとしては、
- 健全な運営がなされているか
- 寄付の使途やボランティアの活動内容が具体的でわかりやすいか
- 団体の顔やプロフィールが分かるか
- 目的・ビジョンがはっきりしていて、共感できるか
- 自分も楽しめるかワクワクするか
- 対象者の声を知ることができるか
- 同じような想いを持つ友だちや知り合い(団体外の方)がSNS等で情報発信してるか
などがありました。
これらの評価軸を元に1つのNPOを選択するためのダイアローグが行われました。
個人の価値観や他者の視点など、様々な方向から話題が場に出されることで、参加者の視座が広がり思考が促進され、自身の思いや考えが共有されていくとても価値のある時間でした。
参加者からの感想として、
■実際に学校で展開する際に、対話のコーディネートが難しそうだが、いままで知らなかった生徒の発言が出てきそうなのでやりがいがありそう。
■自身にない観点で対話をすることでいろいろな選択肢が増え、楽しかった。
■対話で寄付と向き合えたのはとてもよかった。寄付にまだ興味がない中学生などがどのように向き合っていくのか楽しみだし、興味関心の引き出し方を考えていきたい。
などと感想が上がっていました。
次回は8月下旬に2学期以降で展開する各校のシラバスづくりが行われます。
こちらの様子も引き続き、こちらで掲載させて頂きますので、定期的な記事のチェックをよろしくお願いいたします。
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