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社会貢献に関する記事を日々更新しています!
当協会主催の社会貢献教育プログラムに参加した後の学生の活動を応援する学生コミュニティ、社会貢献チャレンジの活動報告です!
「社会貢献チャレンジ」のグループメンバーの中で、地域の問題に興味がある学生が集まってチーム活動を実施しました。今日は、その中で「自分の住んでいる地域の遊び場」の問題について関心があった、だいくん(高校3年生)のプロジェクトを紹介します!
社会貢献チャレンジの活動についてはこちらなど
だい。高校三年生。部活はサッカー部に所属し、サッカーが大好き。スポーツに関する社会課題に興味がある。
文京区のスポーツが出来る場所を分かりやすいマップにして区内の子供たちに配りたい!
・思いっきり学生がボール遊びできる場が一目でわかるようにしたい
・地域でアクションを起こすためにはどのような人に、どうやって働きかければいいかを知りたい
僕は、文京区に住んでいて、スポーツができる場所が少ないと感じていました。
僕はサッカーが好きなのですが、公園は人も小さい子もたくさんいて、自由に遊ぶのは危ない状況がありました。しかし、思いっきりボール遊びを出来る場がどこにあるのかが分からず、小中学生のときはとても困っていました。
だから、小中学生の子たちが、やりたい球技がすぐに出来るといいなと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
緑色が公園、青色が近くの駅、赤色は中学校が示されています。小中学生がスマートフォンを持っていないことを想定し、駅や学校から行けるように工夫しました。
また、裏面には公園に行ってできるスポーツや広さ、補足事項をいれました。広さの順で上から並べました。
中高生の児童館B-labという場所で、掲示してもらうことになりました。地図を職員の方に渡して、「スポーツをやりたいけど、どこにいけばわからない」といっている子供がいたら見せてほしいとお願いしました。印刷もしていただき、B-labでの掲示に踏まえ、困っている子には配布もしてくれるそうです。
印象に残った言葉が2つあります。
一つ目は、メンターとしてついてくれた久保田さん(日本ファンドレイジング協会)の言葉で、「”球技ができるようになってほしい”の気持ちを一番に考えて思いに忠実に動いてほしい」という言葉です。地図を作成していくにつれて、ただ「地図を作る」ことだけが目的化しそうになりました。しかし、僕は昔困ったことがあったから今地図を作ろうとしているんだという当初考えていた思いを振り返ることで、心のこもった地図が出来上がりました。
二つ目は、カンペキな完成品は一発でできない。何度も作り直せばいいと教えていただいたことです。これは、途中相談を受けていただいた、エンパブリックの渡邉さんからのアドバイスです。一番成功するのは、ちょっと作って、フィードバックをもらって、、の繰り返しだそうです。完璧そうに見えるアプリでもバージョンアップしなきゃいけないのと同じなんだと教えてもらいました。
地図は半年後や一年後に、またアップデートできたらいいなと思っています。僕は、「小中学生が自由に遊べる場所がない」ということを問題視していました。しかし、昔に校庭開放があったときは、すごく自由に球技ができたことを覚えています。大人になったときに、校庭開放などの取り組みも実施したいと思っているので、今後はどうやればそのような活動ができるのかも調べていきたいです。
プログラムの共同実施や、学校での導入など
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