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こんにちは!日本ファンドレイジング協会でインターンをしている竹内です!今回は,
従来は中高生向けのプログラムとして提供されていたLearning by Givingを日本で初めて大学で実施した武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(EMC)の学生さんにインタビューしました。今回はこの日本初の取り組みに参加した学生のプログラム受講後の感想や学んだことについて深堀していきます!
補足:武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(EMC)について
EMCは2021年に開設された失敗を恐れず挑戦する「アントレプレナーシップ(起業家精神)」をアクティブラーニング形式の授業で学ぶ日本で唯一の学部です。
1年次から実践科目で、様々なテーマでの活動の経験を積み、3年次以降、授業の中で実際に起業します。全科目共通で座学だけの授業は行わず、グループ学習、事例研究、対話、ゲスト起業家との対話等、双方向に学ぶアクティブラーニングスタイルで学んでいきます。
りょうたさん:2年生。将来的に起業するにあたって寄付について学びたいと思い、今回のプログラムに参加。
まこさん:1年生。児童福祉の分野に興味があり、今回はその分野で重要な役割を果たすNPOについて知りたいと思いプログラムに参加。
かん:今回のプログラムは日本で初めてLearning by Givingを大学で行うと言う非常に意欲的な物でした。まずは、プログラムを終えて率直な感想をお願いします!
りょうたさん:寄付というものの奥深さに気づけました。寄付する側と寄付される側、どちらの視点にも立てることで何を重要視して寄付をする・されていけばいいかわかってとても面白かったです。
まこさん:LbG を受ける前と後で、自分の考えが大きく変わったことが驚きでした。今までは「赤い羽根募金」など、無意識・受動的に寄付をしていたから遠い存在だったのだと思います。今回2日間かけて寄付について、社会課題について、それを解決しようとしている団体についてたくさん考えました。寄付先の団体の特徴を知ったり、なんで寄付が重要なのかを考えたりしていく中で、寄付って遠い存在だとは思わなくなりました。そして、実際に寄付をすることも重要だけど、それ以上に「考えること」が大切だと感じました。
かん:今回のLearning by Givingを経て、今後のEMCでの学びや、インターンシップにどのように繋げていきたいですか?
もかさん:幅広い分野に興味を持つ人が多いからこそ、寄付を結びつけたり寄付の可能性を見つけることだ思います。もっと寄付を当たり前にしたり、継続的なものにしたり、さらにみんなの中でもっと身近で良いイメージになってくれたら嬉しいです。
まこさん:私は今、障害をもった子供たちの高校進学以外の進路を作りたいと考えています。グレーソーンと呼ばれる子供たちが、普通の高校・特別支援学校高等部以外の進路先として、「障害の特性を生かしながら好きな仕事を立ち上げる」ことができる環境を作りたいです。どうすれば人々が寄付したいと思える団体になれるのか、寄付していただいたらそれをどういう形で表すのか、日頃からそういうことを考えながら授業を受けていきたいです。LbG は私に新しい視点を与えてくれました。それを生かして、いつか、社会課題を少しでも解決できるような事業団体を展開したいです。
りょうたさん:お金を出してくれるということは、その人の思いを肩代わりすると言っても過言ではないです。インターンシップないし学部で起業するときに、どうすれば寄付してくれる、お金を出してくれる人に寄り添えるかを学ぶことができたので、このどう考えて寄付をしてくれるかという心の構造を他でも生かしていきたいです。
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