特集やコラム、実践者へのインタビューなど
社会貢献に関する記事を日々更新しています!
みなさんこんにちは、順天高校3年の大原亜里咲です!
前回の記事では取材を行い、そこでの学びや気づきを紹介させていただきました。
今回はインタビューで得た多世代コミュニティに関する課題点や運営する際のポイントなどを元に、高校生の私自身が考える「地域社会を活性化させるための多世代参加型イベント」の企画を考案していきたいと思います。
具体的な流れとしては、
であり、今回の記事では「3」について紹介していきます!
では早速、「2つのインタビューを踏まえた多世代交流のためのイベント企画立案」についてお話ししていきます。
前編の記事はこちらから
企画名:「みんなで作る!夏の思い出~七夕飾りと夏のうちわ~」
【企画立ち上げの背景】
これまで2つのインタビューから「孤立」というキーワードが問題点として浮かび上がってきました。
例えば、川口市ではベッドタウンだからこそ起きてしまう「子育て世代の孤立」や地域課題である「8050問題」など、様々な場面での孤立が存在します。また板橋区では単身世帯の高齢者が多く、孤独の発見が遅れてしまう事例もあります。
今回はその解決策として、ドリームタウンへの取材で伺った「同世代だと困り事・悩み事が同じである場合が多いが、世代の違う人が出会った時に、困っていることが誰かが経験したことだったりする」という言葉から、多世代のコミュニティを形成するイベントを企画することにしました。
【企画の目的(Why)】
「日本の季節行事を取り入れながら、多世代の交流を起こす。」
季節行事というのは老若男女誰でも知っている共通認識であり、イベントを起こすきっかけとして有効だと考えました。また、イベントの各所でそれぞれの世代の強みが生きるようなブースを作り、自然な流れで多世代の交流を生み出そうと考えました。
【企画の内容(What・How to・Whom)】
企画の概要としては、会場に幾つかのブースがあり、大人も子供も興味のある場所を見て参加できる回遊型のイベントを想定しました。具体的には季節イベントを取り入れた3つのブースを企画しました。その上で、それぞれのブースに多世代が交流できる仕掛けを用意し、普段は交流がない世代ともスムーズに交流できるようなプランを考案しました。
◯コンテンツ
・七夕飾り作り(短冊、各種飾りなど)ブース
七夕飾りのコーナーでは、主に子供世代に先導してもらうことを想定しました。子供世代の自由な発想で七夕飾りや短冊作成を主導してもらうことで、大人も高齢者も楽しめるようなコンテンツになると考えました。
・うちわ作りブース
うちわ作りのコーナーでは、主に大人世代に先導してもらうことを想定しました。うちわ作成には複雑な工程が発生するため、子供達と高齢者の方々の両方をまとめることができる大人世代の方に先導してこのブースを取り仕切っていただきたいと考えました。
・ 昔遊び(お手玉、おはじきなど)ブース
昔遊びのコーナーでは、主に高齢者世代に先導してもらうことを想定しました。その理由としてこのコンテンツを一番知り尽くしているのは高齢者の方々だと思いました。またそれを今の子供達に引き継いでいくことで、いつまでも色褪せない遊びを次世代に継承していくことができるのではないかなと考えました。
◯ターゲット
子育て中のお母さん・お父さん・子供達、近所の高齢者の方々を想定しています。
【企画のスケジュール(When)】
2022年7月中の開催を模索しています。
【予算(How much)】
参加費用として100円をいただくことを想定しています。その理由として、短冊飾りでは折り紙や画用紙、うちわ作りではその材料が必要となるため、その費用のみいただきたいと考えました。また工作に必要なハサミや絵の具といった道具や昔遊びに必要なお手玉やおはじきなどの小物は参加者の家庭から各自持参していただく、という形をとりたいと思います。
これまで2回の記事に渡り、インタビューと企画の立案を行なってきました。
川口市でのインタビューでは、自分の住んでいる市でしたが知らないことが多く、自身も何かできることはないかと考えさせられました。また、ドリームタウンでのインタビューでは多世代のコミュニティを運営するための想いや多世代ならではの問題点やお悩みを聞けたことで私自身の多世代コミュニティの考え方が変わりました。
また、それらを生かした企画立案ではどうしたら参加者全員が交流することができるかを考えました。そして、2つのインタビューから学んだエッセンスを抽出し、実際の企画の形にすることで高校生の私でも多世代のコミュニティを作るお手伝いができるのではないかと思いました。
今後も多世代のコミュニティが起こすイノベーションを見届けていきたいと考えているため、私ができることは小さくて微力かも知れませんが、できることから活動を続けていきたいと思います。
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