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「教員版Learning by Giving研修」は子どもたちに寄付先を託すPBL型プロジェクト「Learning by Giving」を教員主導で実施していくための研修プログラムです。今年度も6名の教員による新たなチャレンジがスタートしました!(キックオフイベントの様子はこちら)
今回は、昨年度の取り組みの振り返りとして、成果発表会における3名の先生方の成果報告プレゼンを公開します。各学校ごとのさまざまな工夫が、先生方の発表に詰まっています。ぜひご覧ください。
①福岡女子商業高等学校 3年生
担当:徳永 道昭 さん(英語科/情報科 教諭・教務部長)
<一言メッセージ>
本校では昨年度、日本ファンドレイジング協会と共にLearning by Givingの取り組みに参加しました。その活動の中で、「誰かのために何かしたい」と願いつつも、きっかけがなく方法が分からない状態だった生徒たちが「社会貢献教育」と出会い、心の底から揺さぶられ、大きく変容する姿を目の当たりにしました。ともすれば形だけになってしまうSDGs教育に寄付教育が掛け合わされることで、生徒たちが社会課題を真に「自分ごと」として捉える機会になると確信しています。
担当:高松 森一郎 さん(理科/国際バカロレア中等教育プログラム(IBMYP)コーディネーター 教諭)
<一言メッセージ>
Learning by Givingの勘所は、寄付先を1つに絞らなくてはならないことにあります。生徒からは全ての団体に少しずつ寄付しようという声が出ますが、一つに絞る過程のなかで、自分の、クラスの、NPOや当事者の方々の価値観に触れ、自分の価値観の揺れうごきを体験することになります。実社会を文脈としたモラルジレンマや意思決定に集団対話で挑むプログラムです。ぜひ!
■企画背景
Learning by Givingの知見を関心の高い教員に一般化した内容で提供することで、子どもたちに最も近い存在である教員が、寄付や社会貢献についての理解を深めて、日頃から子どもたちに接せられるようになることで、教員の理解者を増やしていくこと。
背景には「社会に開かれた教育課程」の実現に向け、地域と学校の連携・協働の推進が重要視される中、つながりや費用面などがネックとなり、社会と学校をつなぐ機会を作り出すことができずに悩まれている先生も多いなどがある。
■参加教員と学校
①福岡女子商業高等学校 3年生
担当:徳永 道昭 さん(英語科/情報科 教諭・教務部長)
②大阪府枚方市立中宮中学校 2年生
担当:井上 珠江 さん(理科/総合担当 教諭)
③ぐんま国際アカデミー中高等部 7年生(中学校1年生)
担当:高松 森一郎 さん(理科/国際バカロレア中等教育プログラム(IBMYP)コーディネーター 教諭)
■参加生徒数
合計 334名
<福岡女子商業高等学校>74名
<大阪府枚方市立中宮中学校>167名
<ぐんま国際アカデミー中高等部> 93 名
■参加NPO
<福岡女子商業高等学校>
NPO法人動物愛護団体LYSTA・認定NPO法人エデュケーションエーキューブ・NPO法人こどもグリーフサポートふくおか・NPO法人コドモテラス運営委員会・NPO法人国際教育支援機構スマイリーフラワーズ・NPO法人 福岡てらこやあそび・認定NPO法人 ニコちゃんの会・認定NPO法人ピーサポネット
<大阪府枚方市立中宮中学校>
公益財団法人日本アニマルトラスト・認定NPO法人ホームドア・NPO法人スキマサポートセンター・認定NPO法人日本レスキュー協会
<ぐんま国際アカデミー中高等部>
NPO法人 DNA・NPO法人 群馬わんにゃんネットワーク・NPO法人 麦わら屋・NPO法人 Mams style
■寄付額と最終的な寄付先 ※クラスごとに寄付先を選定
<福岡女子商業高等学校>
認定NPO法人ピーサポネット:10万円
NPO法人福岡てらこやあそび:10万円
NPO法人こどもグリーフサポートふくおか:10万円
<大阪府枚方市立中宮中学校>
公益財団法人日本アニマルトラスト:30万円
認定NPO法人ホームドア:10万円
認定NPO法人日本レスキュー協会:10万円
<ぐんま国際アカデミー中高等部>
NPO法人 群馬わんにゃんネットワーク:30万円
NPO法人 麦わら屋:10万円
■助成団体
カテゴリー2
教育事業者等が行うより先進的、特徴的、効果的な心のエンジンを駆動させるプログラム
「高校生の社会貢献チャレンジに実行力をつける大人との協働機会の創出」
助成額:600万円
②クラウドファンディングには201名から5,100,000円が寄付されました。
「あなたの寄付先を子どもたちが決める。その寄付に3倍のチカラを」
全国各地からご参加頂いてる今年度は、プログラムに新たなコンテンツを加え、つながりをより体感できる内容で「共創」してまいります。
その進捗や参加者・生徒・学校の変化などは、社会貢献教育ポータルで随時共有させて頂きますので、応援よろしくお願いいたします。
プログラムの共同実施や、学校での導入など
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