社会貢献教育ジャーナル
特集やコラム、実践者へのインタビューなど
社会貢献に関する記事を日々更新しています！
【社会貢献チャレンジ運営メンバー紹介】事業連携パートナー・小針丈幸
はじめに
日本ファンドレイジング協会の社会貢献教育の事業連携パートナーとして関わっております。主に、カードゲーム「from Me」のディレクターを担当しています。
携わるようになったきっかけ・今行っていること
2011年の東日本大震災時、福島県いわき市に住んでいた両親が被災したことがきっかけで、1年間現地に滞在して支援活動を行いました。その活動の中で、寄付やボランティア、NPOの重要性を実感し、もっと寄付やその資金調達方法について学びたいと思い、2012年から日本ファンドレイジング協会のセミナーに参加するようになりました。
2018年からはSDGsカードゲームのファシリテーターとして、企業や自治体、学校などでプログラムを実施していました。参加者がカードゲームでの体験を通してSDGsを自分事化していく様子を見て、「寄付」を自分事化できるようなゲームがあるといいなと漠然と考えていました。その漠然とした考えが2020年に「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」に出会い、この本で伝えていることをゲーム化したい！という強い想いに変わりました。そのころLearning by Givingでご一緒していた大石さんに相談したところ、社会貢献教育事業も、子どもだけでなく大人も対象とした教材開発を考えているという事で共感いただき、2022年からカードゲーム開発の事業パートナーとしてご一緒させていただくことになりました。
カードゲームは2023年2月に完成し、現在は東京で定期体験会を開催しています。九州や京都など様々な地域でゲームを実施しており、ご好評いただいております。
携わる中で感じること
SDGsの潮流などもあり、近年は社会貢献活動の重要性が認知されるようになってきていますが、まだ十分に浸透していない課題も感じます。その原因として、社会貢献について考える機会が少ないことや、取り組むことが難しいという誤解などがあると思います。
このゲームを通じて、多くの人に社会貢献活動について考える機会を提供し、意識を高め、実際に行動を起こすきっかけになることを期待しています。また、取り組むことが難しいという誤解も解消され、社会貢献活動が身近なものとして受け止められるようになることも願っています。
ありがたいことに、体験した方から「社会貢献について考えるきっかけになった」「0円でできる寄付（モノやボランティア）があることに気付いた」といった好意的なコメントを多数いただいており、それが大きな励みとなっています。
おわりに
社会貢献活動は誰でもできることであり、小さな取り組みからでも大きな意義を持つことができます。その選択や行動によって、自分の幸福度が高まることを、このゲームを通じて多くの人に知ってもらいたいです。
社会貢献活動に興味がある方、何か行動を起こしたいと考えている方、または単に楽しみたいと思っている方など、どなたでも大歓迎ですので、ぜひ体験会にご参加ください。
社会貢献についての新しい視点を得たり、参加者同士でアイデアを共有しながら、より具体的な行動につなげることができるプログラムとなっています。
皆様のご参加を心よりお待ちしています！
プログラムの共同実施や、学校での導入など
協働をご希望の方へ
