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社会貢献教育ジャーナル

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社会貢献チャレンジ

神港橘高校 神戸に根差した「人財」(たから)

はじめに

今回は全国的にも珍しい商業系科目を展開している神戸市立神港橘高校の笠谷先生と生徒さんにお話を伺いました
はじめに

はるか(上段左)、かん(上段右)、笠谷先生(下段)

石元さん(上段左)、岡本さん(下段左)、井上さん(下段右)

取り組んでいること

神港橘高校高校では1年次から段階的に神戸の街について学んでいき、3年次では地元企業でのインターンシップを1年を通して体験することで、卒業後も地域に貢献する「人財」(たから)の育成に熱心に取り組んでいます。それと同時に「モラルジレンマ」と呼ばれる正解のない究極の問いに対して議論を行い、発表するというアクティビティを通して、自らの意見表明スキルの向上に取り組んでいます。

神戸の中にグローバルがある

かん:神港橘高校では地域に根差した地域密着型のカリキュラムを展開しています。しかし、特に近年はグローバル化と言われる動きが非常に顕著に見られます。この地域とグローバルの関係について先生はどのようにお考えですか?


笠谷先生:神戸の地域には多くの外国人の方々がいらっしゃいます。学びの中でグローバルな問題解決を目指すのではなく、地域の中のグローバルな問題から学べることはたくさんあります。最終的に、高校でのボランティア活動に満足せず、卒業後にもこのような活動を生徒達に続けてほしいです。日々の生活の中で、休日などに地域のお手伝いが出来る人を育てたいと考えています。その中で、日本人以外の方々と協働することもありますが、その際には日本的な考えを捨て、広い視野を持って活動することが大事です。そういう意味で、時代には全く逆行しておらず、身近にグローバルを感じ取れると考えています。

苦労したこと

かん:神港橘高校では「高校生ホテル」「インターンシップ」などの実践的な活動が非常に多くありますよね。そのような活動では、普段の座学の授業と比べて得られるものが全く違うと思うのですが、皆さんが苦労したことや意識したことを教えてください。


石元さん:ホテルでは料理をお客様に提供するだけでも、足の位置や、立ち位置などに細かい決まりがあります。自分では出来ているつもりでも、いざやってみると案外出来ていないことが多くて苦労しました。


井上さん:お客様に不快な想いをさせないことを最も心掛けました。(不快な思いをさせないためには)マニュアル通りに動くことが重要ですが、お客様に想定外の部分で声をかけられるなどして、とても緊張しました。


岡本さん:フロント業務では、新型コロナウィルスへの対応と言うこともあって、アメニティ類をお客様に説明するのが大変でした。また、チェックイン・チェックアウトの時間、お支払いのタイミングなど、状況がそれぞれのお客さんによって全く違うので間違えないように気を付けました。

今後の展望

かん:生徒の皆さんは3年生になり、1年間の長期インターンシップにも少しづつ慣れてきたかと思います。卒業まであと1年近くあるので何とも言えないかもしれないですが、現時点で、神港橘高校での経験をご自身の進路選択にどのように活かしていきたいですか?

井上さん:私はもともと事務職を志望していましたが、高校での活動を経て、様々な場所に職があることに気が付きました。それらの職に就いている方々への感謝の気持ちを心に据えつつ、卒業後は事務職として就職したいです。

石元さん:私は高校2年生の時に参加した3日間だけのインターンシップで、簿記や電卓の早打ちの経験が役に立ったので、事務でも経理寄りの仕事を志望していました。しかし、マーケティングの授業などを受けるうちに、広告の企画などにも興味を持ったので、営業事務の仕事も良いなと迷っています。

岡本さん:私は趣味の音楽を学べる学校に進学したいと考えています。その学校で音楽を学んだ後には、高校で学んだ知識や検定を活かして楽器屋さんやCDショップに就職したいです。

かん:最後に、先生にお伺いします。笠谷先生としては、今後、どのようにカリキュラムを発展させていきたいですか?

笠谷先生:この活動は三菱みらい育成財団や文部科学省の助成を受けるためにやっているものではありません。ですので、神港橘高校としてはこの活動を変えていくのではなく、継続していきたいです。また、教員も転勤などがあるので、今後は活動を受け継いでいき、より地域に根ざしたものにしたいです。

おわりに

以上、神港橘高校の先生と生徒さんへのインタビューをお届けしました。「接客時に緊張する」などの経験は多くの人が1度は体験することですが、高校生の時からこのような活動ができるのは非常に有意義です。先生にも、このカリキュラムを継続して、より地域に根ざしたものにしてほしいですね!
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