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皆さんこんにちは、かんです!今回の記事ではLearning to GiveのBetsy Petersonさんにインタビューしました!Learning to Giveは主にアメリカの教育関係者やユースリーダー (Youth Leader)に慈善教育用の教材を提供している団体です!
実は、この社会貢献ポータルサイトで海外の方をインタビューするのは今回が初めてです!さらに、今回は記事ライターの仲間としてあやのも加わってくれました。今回はいつもと少し趣が違いますが、楽しんでくれると嬉しいです!
Betsy Petersonさん:Learning to Giveのディレクター。社会貢献教育の第一人者。
はるか:日本ファンドレイジング協会インターン。社会貢献活動に興味のある学生に向けたコミュニティの運営も行う。
かん:はるかと同じく日本ファンドレイジング協会インターン。今回のインタビューを企画した。
あやの:日本の大学1年生。社会貢献活動や国際関係に興味がある。
かん:まず、団体の設立の背景と現在の主な活動内容をお願いします。
Petersonさん:Learning to Giveは約25年前に設立されました。当時の慈善活動家は若者が慈善活動やフィランソロピーに関するスキルや自分たちとのつながりについてしっかりと理解していないと感じていました。そのような状況の中で若者が変革を起こせるようにしたり、より積極的に寄付に参加できるようにというビジョンのもと、Learning to Giveは教育者、若者、親、コミュニティリーダーのための非営利組織として発足しました。
あやの:貴団体はコミュニティ形成の教材を提供するとともに、社会貢献活動や慈善活動に必要なスキルを教える活動を行っています。コミュニティ形成に関する教材と同時に社会貢献・慈善活動におけるスキルを同時に提供する目的は何ですか?そして、コミュニティ形成と教材の提供は互いにどのように影響しあっていますか?
Petersonさん:私たちはコミュニティの形成が活動の基盤になっていると思います。社会貢献教育の過程の中で若者が一番最初に見つけることは彼らがどのような存在で、何に関心を持っているかと言うことです。その後、信頼、帰属意識、コミュニティと繋がる意義を学んでいきます。そのため、私たちは彼らが自分自身や自分の属するコミュニティについて学ぶための多くの教材を提供しています。ここでの議論の中心は彼らは個人としてどのような存在なのか、関心のあることは何か、ニーズと特権、そして彼らの身近にある強みとなります。これらが、若者が社会貢献活動として実際に行動を起こす時のもととなります。そして、彼らの周りにあるニーズや、持っているものに基づき、内側からの貢献を増やしていきます。Learnin to Giveは人々がより良い世の中にするために行っている活動の例を示しています。他者との違いと共通点を模索することによって信頼や帰属意識の基盤を形成し、彼らの声がより大きなコミュニティでも大切であるということを感じることができるようになります。
コミュニティ内の一人の市民として学ぶためのアクティビティ
あやの:団体の現在行っている活動に加えて、将来的に行っていきたい活動はありますか?
かん:最後になりますが、貴団体が提供する教材やコミュニティを通じて、若者世代がどのように成長することを期待していますか?
Petersonさん:若い世代の人たちが社会の一員として、自らの行動が社会に影響を与えることができると言うことを自覚してほしいと期待しています。一部の人は将来的に非営利セクターでキャリアを積む事を選ぶでしょう。私たちはより多くの人が非営利セクターを潜在的なキャリアの選択肢として認識し、その分野ですでに働いている人たちからアドバイスを貰えるようになれば良いと考えています。仮に、これが彼らのキャリアにならなかったとしても、ボランティア活動に興味を持ち、寄付や社会貢献活動を積極的に行ってほしいと期待しています。
以上、Learning to GiveディレクターのBetsy Petersonさんへのインタビューでした!このインタビューを通じていかにLearning to Giveの活動が価値のあるものかがひしひしと伝わってきました。さらに、コミュニティと教育者を通じた社会貢献教育の重要性も改めて感じました。日本でもこのような試みが広がることを心から願っています!
最後に、全くつながりのない状態から今回のインタビューを快諾し、日本と東海岸の時差をもろともせずに協力してくださったLearning to GiveのBetsy Petersonさんに心からのお礼を申し上げます。
Learning to Giveのウェブサイトにはこちらからアクセスできます!
英語版の記事もぜひご参照ください!
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