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事例

これまでに全国49地域、120校以上の学校で
社会貢献教育のプログラムが実施されました

日本ファンドレイジング協会

「寄付の教室」体験会~寄付する人の視点を学ぼう~

概要

2022年12月20日、「寄付の教室体験イベント~寄付する人の視点を学ぼう~」が、日本ファンドレイジング協会東北チャプターの主催でオンライン開催されました。

内容

今回の開催で、できるだけ多くの方に「寄付の教室」を体験してもらうことと、一人でも多くの「社会貢献教育ファシリテーター」を養成するために、最終的に以下のようなプログラムとしました。

寄付の教室プログラム体験
寄付の教室について
90分
オブザーブ参加の方も含めた感想、学びの共有 30分
計120分
目的
  1. 1. 普段寄付を募る立場のファンドレイザーが「寄付の教室」プログラムの体験を通じて、寄付する側の視点を学び、参加者間でシェアする
  2. 2. 東北では社会貢献教育ファシリテーターが少ないことから、社会貢献教育ファシリテーター研修受講者のうちオブザーブ参加ができていない方の参加の機会とし、メインファシリテーターにチャレンジするステップをつくる
実施までの流れ
1. 東北チャプター内で社会貢献教育の体験を望む声があがり、実施に向けた調整を行う
2. 日本ファンドレイジング協会と調整
3. 告知
4. オンラインで開催
参加者からの声

高校の授業で主権者教育や社会課題を理解するためのプログラムを提供することが多いのですが、このように寄付というアクションを通じて他者と価値観を共有する機会は初めてでした。寄付というと特に子どもにとってはハードルが高のではと色眼鏡で見ていましたが、皆で膝を突き合わせて考える・話し合うという時間を過ごすことで、自分事として捉えることができると感じました。この寄付の教室というインプットの機会+実際に寄付をしてみようまでをセットにした体験の機会もできたら面白そうだと思いました。

ファンドレイジングに精通された方々が受講されている場のオブザーブという貴重な機会となったわけですが、「人は何を基準に寄付先を選ぶのか?」その思考過程をオブザーブさせていただき、自団体のファンドレイジング戦略を考える上で新たな気づきを得ることもでき、とても有意義でした。一定単価あたりでどれだけの社会的インパクトを生み出すのかを具体的に提示する必要性を強く感じました。

参加者からの声
主催者の振り返り

オブザーブ、進行含め20名が参加したイベントとなった。参加者全員がファンドレイザーであり、通常の学生を対象にした寄付の教室よりも、多様な視点を出しながらディスカッションを行い、寄付先団体を決めていく様が印象的であった。その後の共有の時間やアンケートから、自分が活動している地域での実践することを宣言してくれた方もいて、今後の社会貢献教育、寄付の教室の発展に期待を感じさせるイベントとなった。

また、社会貢献教育ファシリテーターに関しては、プログラムがオフラインで実施されることが多い。そのため参加できる機会、地域が限られていることからファシリテーターの資格を取得することが難しいという現状がある。今回のようにオンラインの機会を設けることで居住地域問わずに参加することができ、オブザーブ参加の経験もできることから、ファシリテーターの増加につなげることができるであろうと感じた。全国にファシリテーターが増え、この活動が活発になっていくことが、(少し飛躍があるが)ゆくゆくは日本国内の寄付文化の創出に寄与することになるのではないかと感じている。

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