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事例

これまでに全国49地域、120校以上の学校で
社会貢献教育のプログラムが実施されました

近畿

日本ファンドレイジング協会

【Learning by Giving実施事例】兵庫県立小野高校 国際経済科3年 課題研究・支援班のみなさん

2020年11月6日〜12月9日に、兵庫県立小野高等学校にて国際経済科3年生10名を対象に「寄付先を子どもたちに託すプロジェクト(Learning by Giving)」が実施されました。
小野高校では課題研究の授業の中で支援についての研究をしており、その実戦として、全9回の授業を通して「寄付」や「社会貢献」について学び、NPO団体について調査・評価し、生徒たち自身で最終的な寄付先を選定しました。
事前準備
この支援班では、「知り、考え、実際に体験することで社会の中で支援をもっと身近なものにすることを目標に活動していました。
そして、「学生自らが行動して何かを変えたい」という自分たちの思いと、新聞に掲載されていたLearning by Givingプロジェクトがあっていると考えた学生の希望により、本プログラムはスタートしました。

10月から、実施に向けた打ち合わせを開始し、支援先候補NPOの案出しや検討を生徒と一緒に決めました。

事前準備
プログラムの全貌
1時限目:
イントロダクション
プログラムの流れや狙いの説明と、「社会に貢献するワークショップ」を実施しました。
2時限目:
寄付者の想いインタビュー
今回のLbG実施のためのクラウドファンディングに支援をしてくださった寄付者の皆様4名(3名オンライン、1名来校)にご参加頂き、寄付した想いや、自分の寄付ルールなどを生徒にお話頂きました。

3時限目:
NPOを選ぶ際の基準作り

生徒は、寄付を頂いた皆さんの想いを受け止め、自分たちで以下の「NPOの評価基準」を作りました。

 

【NPOの評価基準】
①団体の明確な目標があり明記されている
②会計報告がしっかりなされておりお金の使い道がはっきりしている
③HPの更新がしっかりとなされている
④寄付の想いや感想が見える化している
⑤寄付をする上でのハードルが子どもでも大人でも気軽にできるようになっている

4時限目:
各グループ毎NPO情報のまとめ
支援先候補ごとの担当グループに分かれて、各NPOの情報をまとめました。

【支援先NPO候補】

認定NPO法人フローレンス(子ども分野)

公益財団法人PHD協会(国際分野)

NPO法人ぽっかぽかランナーズ(障がい分野)
認定NPO法人東灘地域助け合いネットワーク(高齢者分野)
※学習内容と関連付け、生徒と相談しながら確定

5限目:
NPO評価シートづくり
3時限目で話し合った評価基準を寄付先決定のためにどう活用するのかについて話し合いました。
そこで、評価シートを作成し、評価基準を各団体ごとにポイント化して判断することに決定しました。
6時限目:
NPOへのヒアリング
各NPOから「コロナ禍で課題になったこと、支援を受けたら出来ること」などを中心にヒアリングを行いました。
7時限目:
学校全体へのNPO情報の映像提供準備
LbGの活動を他生徒にも伝えるため、4団体の紹介ビデオを作成しました。作成した動画は、校内生限定のSNSでの発信、朝・放課後の昇降口付近での上映によって、LbGに参加していない生徒にも活動を知ってもらいました。
※次の授業までに、学校全体に向けて、どのNPOへの支援が必要かのアンケートを取りました。
8時限目:
団体ごとの最終プレゼン、個人評価シート記入、学校投票結果の共有
各団体ごとに、最終アピールプレゼンを実施し、5限目で作成した個人評価シートの記入を行いました。
また、全校生徒に向けたアンケートでは388票が集まり、学校全体の投票結果では、子ども分野への関心が最も強いことが共有されました。
9時限目:
寄付先の決定
個人評価シートの得点と、学校全体に向けて実施したアンケート結果を踏まえて、最終的な寄付先決定となりました。
これまでの活動を振り返り、班員それぞれが寄付をしたい寄付先とその理由を発表し、話し合うことで全員が納得する寄付先決定につながりました。
まとめ
小野高校の生徒たちは、すごく悩みながらも最終的に寄付先を一ヶ所の団体に決定しました。
しかし、他の生徒にも声をかけて行った募金活動にて集めた44,000円を、残りの3団体にも寄付することになりました
また、後日行われた課題研究校内発表会にて8グループ中1位となり、県大会に進出しました!

今後、他校での展開とともに、ここで一緒に取り組んだ高校生たちとも引き続き協力し、様々なプロジェクトを進めていきたいと思います。
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