これまでに全国49地域、120校以上の学校で
社会貢献教育のプログラムが実施されました
今回は、京都市立日吉ケ丘高校の「世界をつなぐ越境者」育成プログラムのご紹介です。
京都市立日吉ケ丘高校は探究の時間に1年次生・2年次生のすべての生徒が、参加しています。「グローバル」と「ローカル」の2つの視点から考えるプログラムが特徴的です。
主なプログラムとしては、毎年変わる社会課題に関するテーマを軸に、ゼミが開講され、12人程度の少人数編成で全ての生徒が探究に励みます。
プロジェクトの概要について
ねらい・目標 | 「世界をつなぐ越境者」育成プログラム ~生徒も先生も世界に踏み出そう~ |
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取り組み内容 |
・社会課題に関して考えるゼミ ・地域課題に触れる・取り組む研修旅行・修学旅行 ・高校生・大学生や企業と一緒にSDGsを考えるフィールドワーク ・HELLO Village(校内留学施設)を拠点とした文化体験イベントや動画配信 ・越境祭にて取り組みの集約 |
対象人数 |
480人 |
対象学年 |
1年次生~2年次生 |
学科 |
普通科 |
単元 |
探究 |
期間 |
2年間。探究の時間にて全ての生徒が取り組む |
授業計画 |
1年次生では、探究をするための手法を学んだり、全体講義を行ったりする。2学期あたりから、12人程度のゼミを開講。テーマに関する研究・フィールドワークを行う。 2年次生では、ローカルの視点を身に着けるため、ゼミ活動を中心に行う。 1年次生・ |
教師の役割 |
企画部が主導となって進める。 ゼミ自体は、各教員が中心となって進めるが、その際に企画部が用意したワークシートなどを使って実施する。
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効果 |
授業内外の様々な活動で学んだことを活かして、社会と生徒自身の関係を考えることができる。その結果、総合型選抜(志望理由書、面接、小論文)のような試験課題に向き合える生徒が増えた。 |
助成団体 |
三菱みらい育成財団 |
京都市立日吉ケ丘高校での取り組みの中心は、各教員が12人程度のメンバーを集めて行うゼミナールです。このゼミはメインテーマが毎年変わり、2022年度は地元の衣料品や雑貨を扱う会社と連携して「サステナブルなファッション・食」をテーマに取り組んでいるそうです。ゼミは、「フードロス」や「昆虫食」などメインテーマに関する内容で、各自の研究に励んでいます。
このプログラムを通して生徒の皆さんは、実際にフィールドワークに行ったり、2022年度であれば中間発表として企業さんに提案するなど、どんどんとゼミで学んでいる内容がジブンゴトになっていくそうです。
また、京都市立日吉ケ丘高校の取り組みで面白いものが、noteによる教員・在校生・卒業生ボランティアの記事発信がある点です!
中でも「世界をつなぐ越境者プログラム」として、生徒有志が宮崎県都農町にてフィールドワークに行った事例があります。生徒たちは、宮崎県都農町にあった老朽化した公民館を移転しリノベーションするという企画を発案しました。実際に宮崎県を訪問し、3日間のワークショップに取り組みました。
この記事に関してはその中の生徒さんが書いたnote記事があるのでそちらもご覧ください。
https://hiyoshigaoka-hs.note.jp/n/n3f676dc83d8d
このように生徒の皆さんのゼミ・有志フィールドワークなどの活動を、1月にある越境祭にて発表し、活動のまとめとしているそうです。地域の方を含めた多数の方が来られるため、学校の中だけでなく地域、そして社会に向けて発信しているところも特徴的であると感じました。
このように、京都市立日吉ケ丘高校では「世界をつなぐ越境者」育成プログラムとして様々な活動を行っていることが分かりました。
気になった方は是非、以下の京都市立日吉ケ丘高校が運営するnoteもご覧ください!