世界と日本のソーシャルファイナンスの最新動向
〜発展過程と現状、将来の展望まで
日時
2月14日(土) 11:00〜12:20場所
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- ソーシャルファイナンス
従来、ソーシャル・セクターの資金調達手段としては、個人寄付、財団の助成、政府の補助金などが中心だと考えられてきました。しかし、欧米を中心に、社会的投資、社会的証券取引、社会的インパクト債券など、新たな資金調達の手法が発展しています。このセッションでは、このような国際社会における新しいソーシャル・ファイナンスの発展、この発展を支えるエコ・システムと政策体系について概観し、これを踏まえて日本における新たなソーシャル・ファイナンス構築の可能性について考えたいと思います。

講師伊藤 健
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教/NPO法人SROIネットワークジャパン 代表理事/AVPN日本アドバイザー
米国Thunderbird Global School of Management にてMBA取得後、GE Internationalにてシックス・シグマ手法を使った業務改善や、コーポレート・ファイナンス部門で企業買収後の事業統合等を行う。2005年よりSVP東京にてソーシャルベンチャーの育成支援を行う。2008年にはGE社を退職、NPO法人ISLを経て2010年より慶應義塾大学政策・メディア研究科特任助教。主に社会的インパクト評価を中心に研究。Asian Venture Philanthropy Network日本アドバイザー、特定非営利活動法人SROIネットワークジャパン代表理事。

講師小林 立明
公益財団法人日本財団 国際協力グループ国際ネットワークチームリーダー
1990年国際交流基金入社。韓国、米国勤務を経て、2011年に退職。ペンシルヴァニア大学NPO指導者育成修士課程を経て、2012年から2013年 までジョンズ・ホプキンス大学で社会的インパクト投資や社会的インパクト債などのフィランソロピーのフロンティア領域に関する研究を実施。主な関心領域 は、戦略的グラント・メイキング、フィランソロピーのフロンティア、NPO戦略経営など。2014年4月より現職。