西海岸から見える、社会イノベーションのフロンティア
~社会変革を生み出すために、今、大切なこと
日時
2月15日(日) 11:20〜12:40場所
ホール3F
- これからの潮流
90年代終わりに始まった、社会起業のムーブメントは、ソーシャルイノベーションとしてより、広い範囲で、そしてより深い変化の文脈で語られるようになっています。特に「コレクティブ・インパクト」と呼ばれるセクターを超えた連携のみならず、個々のリーダーのあり方としての、セルフケアや社会のシステムをより深くみつめること、そうしたリーダーシップと社会変革のつながりの大切さが、米国西海岸でもより強調されています。講師の井上さんが西海岸にて体感、経験した最新のお話を、阿部さんが聞き手となってみなさんとシェアするセッションです。

講師井上 英之
INNO-Lab International 共同代表/慶應義塾大学 特別招聘准教授
2001年よりNPO法人ETIC.にて、日本初のソーシャルベンチャー向けプランコンテスト「STYLE」を開催するなど、社会起業家の育成・輩出と市場の創出に取り組む。03年、ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京を設立。05年より、慶応大学SFCにて「社会起業論」などの、実務と理論を合わせた授業群を開発。09年、世界経済フォーラム「Young Global Leader」に選出。現在、慶應義塾大学 特別招聘准教授。12~14年、日本財団国際フェローとして、米国スタンフォード大学、クレアモント大学院大学に客員研究員として滞在した。

講師阿部 裕志
株式会社巡の環 代表取締役
1978年生まれ。トヨタ自動車で生産技術エンジニアを経て、「持続可能な未来に向けて行動する人づくり」を目的に、海士町に移住、起業した。10年間で約430人が移住した海士町(島根県隠岐諸島、人口約2400人)で、島で人間力を高める研修「海士五感塾」や都会で1日カフェを貸し切る交流イベント「AMAカフェ」などを通じて、都会と田舎の気持ちいい共存関係づくりに奔走している。著書『僕たちは島で、未来を見ることにした』