【23年度実績まとめ】カードゲーム「from Me」
日本ファンドレイジング協会(JFRA)では、独自の「社会貢献教育プログラム」を展開しており、2023年度新たに加わったプログラムが、カードゲーム「from Me」です。
全国23都道府県で実施され、2500名を超える方に体験して頂きました。また、一緒に広める仲間として公認ファシリテーター制度を確立し、10ヶ月で100名のファシリテーター(企業・NPO・学校・社協の方など)が全国各地に誕生しました。
そして、このカードゲームの魅力を多くの方に届けることができ、2024年ウェルビーイングアワードではファイナリストに選定(NPOからの選出は2件のみ)されました。
多セクターで関心が高くなっているウェルビーイングを、社会貢献活動や投資や寄付などのお金の使い方とつなげて考えるきっかけを作り出す1年になりました。
プログラム総体験者数:2576名
プログラム実施回数:124回
公認ファシリテーター数:104名
【体験会】|日本ファンドレイジング協会主催 体験会開催数:33回 参加者数:612名
|from Me公認ファシリテーター主催 体験会開催数:18回 参加者数:142名
▼熊本でのお披露目体験会の様子
【企業・団体での実施】 実施数:35回 参加者数:776名
実施先:丸井グループ、三井住友信託銀行、JTB、日本赤十字社など
▼株式会社丸井グループでのワークショップの様子
【学校での実施】 実施数:38校 参加者数1,036名
▼慶應義塾大学大学院(前野隆司教授)でのワークショップの様子
【公認ファシリテーター養成講座】開催数:11回 参加者数:104名
▼公認ファシリテーター養成講座の様子
累計実績マップ
カードゲーム「from Me」は、公認ファシリテーターのライセンス制度を採用しており、養成講座を受講して頂くことで取得することで、一般向け・自組織向けに実施することができます。
23年度は、途中からオンラインでの養成講座を開始し、全国各地の企業・NPO・学校教員・社会福祉協議会・自治体職員など多セクターの方に取得頂くことができました。また、お互いの事例を共有するなど相互研鑽することで、より深いプログラム作りにつなげることが出来ています。
▼公認ファシリテーター集合写真(上期)
カードゲーム「from Me」に関わりある方をお招きし、オンラインキックオフイベントを23年7月に開催いたしました。
このゲームの基になった「寄付をしてみよう、と思ったら読む本(日経BPマーケティング)」の著者である、渋澤健 氏(コモンズ投信株式会社
取締役会長), 鵜尾雅隆(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 代表理事)をはじめ、佐藤大吾氏(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部)や、このゲームの開発を協働下さった、福井信英氏(株式会社プロジェクトデザイン)などのみなさまがご登壇くださり、カードゲーム「from Me」の可能性などをお話しくださいました。
カードゲーム「from Me」を体験して頂くべく、東京・関東圏の開催の他に、各地の仲間(日本ファンドレイジング協会の地域チャプター)と連携し、お披露目体験会を開催させて頂きました。
日付 |
実施地 |
連携先 |
2023年4月8日 |
熊本県熊本市 |
九州チャプター |
2023年4月8日 |
福岡県北九州市 |
九州チャプター |
2023年4月22日 |
京都府京都市 |
関西チャプター |
2023年6月18日 |
富山県富山市 |
株式会社プロジェクトデザイン・PECとやま |
2023年7月22日 |
愛知県名古屋市 |
東海チャプター |
2023年10月7日 |
宮城県仙台市 |
東北チャプター |
2023年11月30日 |
岡山県総社市 |
中国チャプター |
2023年12月1日 |
島根県松江市 |
中国チャプター |
2023年12月2日 |
山口県山口市 |
中国チャプター |
上記の他に、東京で10回ほどお披露目体験会を実施 その他の特別企画として |
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2023年12月14日 |
東京都南青山 |
「寄付月間2023運営事務局」と共催で実施 |
2024年3月8日 |
東京都有明 |
FRJ2024連動企画「お宝エイド」協賛の特別体験会として実施 |
▼特別体験会時の様子
ウェルビーイングの注目度が高くなりつつあり、カードゲーム「from Me」も業種問わず多くのセクターで実施されております。
ウェルビーイングや寄付の仕組みを体験する以外にも、ソーシャルアクションの社会的役割を再確認したり、企業では担当業務がどのように社会とつながっているのか(働きがい)を体感してもらうなど、様々なところで活躍しています。
これまでの実施セクター
・企業(一部上場企業ほか) ・銀行(都市銀行系・地方銀行・信用金庫) ・自治体
・学校(大学・高等学校・中学校) ・NPO ・コミュニティ財団 ・中間支援組織 ・社会福祉協議会 ほか
また、NPOの活動をさらに知ってもらう施策として、体験会の参加費(一部)を寄付するカードゲーム「from Me」寄付つき体験会を実施しました。
ゲームで実際の寄付がどのように使われ、社会にインパクトを与えているのかを体験頂けるので、参加された方の次の一歩を踏み出すきっかけを醸成しました。
▼NPO向けの寄付つき体験会の様子
2024年3月に東京で行われた、WELLBEING AWARDS 2024で、カードゲーム「from Me」はファイナリストに選定されました。
名だたる企業さんに並んでの受賞で、NPOが選出されたのは2件だけとなっております。審査委員長の前野隆司氏(慶應義塾大学大学院教授)もカードゲーム「from Me」を体験くださり、下記のようなメッセージを頂きました。
▼授賞式の様子
左:前野隆司氏(WELLBEING AWARDS 2024審査委員長・慶應義塾大学大学院教授)
中:大石俊輔(日本ファンドレイジング協会 マネージング・ディレクター)
右: 小針丈幸(日本ファンドレイジング協会 カードゲーム「from Me」ディレクター
これからウェルビーイングは、我々の生活に欠かせないものとさらに認知が進むことと思います。特に企業・金融などのセクターが、身近にウェルビーイングと向き合うきっかけを創出したり、NPOに関わる方が自身の行動でどのように社会が変化し、自身のモチベーションとなるウェルビーイングがやってくるのかを体験してもらいたいと思っております。
そのためには、カードゲーム「from Me」の運営を持続可能な仕組みにしなければならず、前述の企業・金融・NPOセクターには特に力を入れて拡散をしたいと思っております。
さらに、既存の社会貢献教育ファシリテーターの新プログラムであるカードゲーム「from Me」を知ってもらい、公認ファシリテーターになって貰うことや、ユース(高校生など)がカードゲーム「from Me」を使いやすい・参加しやすい状況を創出することで、全国的な広まりと、その活用方法の多様性を深めていきたいと思っております。
24年度も、社会貢献教育の仲間である、多くのファシリテーター・企業・学校・地域の方々などと連携しながら、新しいアクションを作っていきたいと思っています。ご関心のある方はお気軽にお声がけください!
一緒に、この取り組みを全国へ広げていきましょう。
★今後のカードゲーム「from Me」の体験会情報はこちら