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【メディア掲載】おうみネット 特集「クラウドファンディング~共感と巻き込み力の時代~」

2017.04.05

メディア掲載

公益財団法人淡海文化振興財団が発行している『おうみネット』Vol.101(3月1日発行)の特集「クラウドファンディング~共感と巻き込み力の時代~」で、弊協会関西チャプター運営委員/准認定ファンドレイザーの西村昌弘さんがクラウドファンディングの成功事例を紹介しています。
 

 
以下、記事の抜粋です。
 
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 二〇一六年は日本映画の当り年でしたね。「シン・ゴジラ」に「君の名は」。ご覧になった方も沢山いらっしゃることでしょう。そんな日本映画のヒット作の中にクラウドファンディング(以下、CFという。)で人々の共感を集めながら作り上げたアニメ映画があるのをご存知でしょうか?
 その映画とは、CFサイトMakuakeで二〇一五年に資金調達に成功した、マンガ『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)の片渕須直監督により映画化されたアニメです。
 劇場用アニメ映画『この世界の片隅に』の公開を実現するためにパイロットフィルムの制作を応援してくださる「制作支援メンバー」を募集というカタチでCFプロジェクトがスタートしました。するとあれよあれよという間に八日間で目標の二、一六〇万円を達成。最終的には三、三七四人の方々から実に三、九〇〇万円以上の資金を集めました。
 それまでCFで資金を集めた映画のプロジェクトはあったものの、金額は最高でも一〇〇万円程度の自主制作映画がほとんどでした。このプロジェクトのリターン(出資や支援に対する見返り)も工夫がこらされていて、普通は製作できた映画の鑑賞券などをリターンするケースがほとんどですが、あくまで制作支援メンバーということにこだわり映画完成まで毎週製作者から制作途中のイラストや裏話などを入れたメルマガを1年以上支援者に送り続けました。支援メンバー向け上映会でも十一月十二日からの一般上映のPRカードが配られ、メンバーの身近な人たちにPRするよう促されました。必然的にメンバーそれぞれの映画への関わりが深まりどんどんファンができていくような仕掛です。そんな長期的なスタッフの方々の努力が、支援者の熱量を冷ますことなく口コミや応援につながったように思います。
(中略)
 公開当初ほとんどメディアも取り上げなかったアニメ映画がこれだけの盛り上がりを見せているのは、CFを通じて多くの人の共感を得て支援の輪を広げ、尚かつさらに多くの人をその輪の中に巻き込んでいく周到な事前準備と継続的な取り組みの成果です。