• 公共価値創造研究所 代表／准認定ファンドレイザー

私は、公共事業の費用便益分析や事業評価など公的機関におけるお金の流れのうち「出」の部分に携わってきましたが、このような仕事を通じて、「入」の部分の源泉である市民が「お金」・「税」・「寄付」などについて学ぶ機会が少ないと感じていました。また今後、「お金」は、価値中立的な「社会を動かす力」であり、市民自らがお金を「よく集めてよく使う」ことにより社会的な価値を創造していくことの重要性が増々強く認識されていくものと思います。「よく集める」技術がファンドレイジングであれば、「よく使う」ということを実践的に体験していくプログラムが「寄付の教室」や「社会に貢献するワークショップ」です。これらの取り組みを通じて、「自分の『お金』の力を最大限に活用し、自分に代わって社会的な価値を生み出してくれる」と自らが判断した他者にお金を託す社会的な投資などについて共に学んでいきたいと思います。